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令和5酒造年度(2023年7月~2024年6月)に製造された日本酒の出来栄えを競う「全国新酒鑑評会」の審査結果が令和6年5月22日、酒類総合研究所(広島県東広島市)から発表になりました。福島県が獲得した金賞数18銘柄は、全国2番目で、昨年度の日本一10連覇を阻まれた雪辱を果たす事は出来ませんでした。

金賞受賞数最多の兵庫県の19銘柄に、あと一歩及びませんでした。

酒類総合研究所と日本酒造組合中央会(東京)が共催する全国新酒鑑評会は、明治44年に第1回が開催されて以降、全国規模で開催される唯一の清酒鑑評会です。

令和5酒造年度に製造された清酒を全国的に調査研究する事によって、製造技術と酒質の現状及び動向を明らかにし、清酒の品質及び製造技術の向上に資すると言われています。(国民の清酒に対する認識を高める事も目的の一つだそうです)

福島県産酒は31銘柄が入賞酒に選ばれ、その中から特に品質の良い「金賞」を受賞したのは18銘柄で、四つ増となりました。

福島民報新聞&毎日新聞によると、

 県日本酒アドバイザーを務める鈴木賢二県酒造組合特別顧問によると、全国的に酒米が硬い傾向だったが、東北地方で主に使用された酒米は出穂期の平均気温が平年より4度ほど高かった影響で、直近10年で最も硬いとされ、水に溶けにくかった。
 同様の傾向が見られた昨年の経験を踏まえ、香りを高めるため仕込みの水を減らすよう各蔵元に助言するなど工程の改善に努めた。「対策が功を奏した。蔵元の技術が底上げされている」と来年の日本一奪還へ自信をのぞかせた。

 地球温暖化の影響で低品質の酒米が年々増え、醪の醗酵が進まなくなったという。令和5年度は水分量を調整したり、酒米を従来の山田錦から県産「福乃香」「夢の香」に替えたりするなど、「トップのプレッシャーから解放され新たな製法に挑戦」する酒蔵が現れた。
 内堀雅雄知事は「立派な成績で、よく頑張ったという思い。我々も様々な施策を積極的に打って、新たな高みに向かってまた挑戦していきたい」

との言葉を載せています。

希望的観測だけど、来年度の金賞受賞数日本一奪還を目指して、郡山市の地蔵にも猪突猛進の奮闘を期待したいものです。

112回目となる今回は、吟醸酒を対象に全国から828銘柄が出品され、入賞酒(成績が優秀と認められた酒)392銘柄、金賞酒(入賞酒の内、特に成績が優秀と認められた酒)195銘柄でした。

 

令和5酒造年度 新酒鑑評会入賞蔵数 福島県
受賞銘柄蔵元市町村電話
千駒 大吟醸 千駒酒造(株) 白河市 0248(23)3057
廣戸川 松崎酒造(株) 天栄村 0248(82)2022
あぶくま (有)玄葉本店 田村市 0247(82)0030
人気一 人気酒造(株) 二本松市 0243(23)2091
会州一 山口(名) 会津若松市 0242(25)0054
花春 花春酒造(株) 会津若松市 0242(22)0022
名倉山 名倉山酒造(株) 会津若松市 0242(22)0844
夢心 夢心酒造(株) 喜多方市 0241(22)1266
弥右衛門 (資)大和川酒造店 喜多方市 0241(22)2233
会津吉の川 (資)吉の川酒造店 喜多方市 0241(22)0059
大吟醸 きたのはな (資)喜多の華酒造場 喜多方市 0241(22)0268
笹正宗 笹正宗酒造(株) 喜多方市 0241(24)2211
開当男山 渡部謙一(開当男山酒造) 南会津町 0241(62)0023
ロ万 花泉酒造(株) 南会津町 0241(73)2029
玄宰 末廣酒造(株)博士蔵 会津美里町 0242(54)7788
萬代芳 (資)白井酒造店 会津美里町 0242(54)3022
飛露喜 (株)廣木酒造本店 会津坂下町 0242(83)2104
純米大吟醸 嘉永蔵 末廣酒造(株)嘉永蔵 会津若松市 0242(27)0002
三春駒 三春酒造(株) 三春町
藤乃井 (有)佐藤酒造店 郡山市
東豊国 豊國酒造(資) 古殿町
奥の松 東日本酒造協業組合 二本松市
千功成 (株)檜物屋酒造店 二本松市
大和屋善内 峰の雪酒造場 喜多方市
田島 会津酒造(株) 南会津町
楽器正宗 (名)大木代吉本店 矢吹町
大天狗 大天狗酒造 本宮市
稲川 稲川酒造店 猪苗代町
純米大吟醸 榮四郎 榮川酒造(株)磐梯工場 磐梯町
会津男山 回 (資)男山酒造店 会津美里町
絆舞芳酔 曙酒造 会津坂下町


  受賞欄の◎は金賞、〇は入賞

令和4酒造年度(2022年7月~2023年6月)に製造された日本酒の出来栄えを競う「全国新酒鑑評会」の審査結果が令和5年5月24日、酒類総合研究所(広島県東広島市)から発表になりました。福島県が獲得した金賞数14銘柄は、全国5番目となり、史上初の日本一10連覇に惜しくも手が届きませんでした。

金賞受賞数最多の山形県の20銘柄に遠く及びませんでした。残念無念!

酒類総合研究所と日本酒造組合中央会が共催する全国新酒鑑評会は現在、全国規模で開催される唯一の清酒鑑評会です。

令和4酒造年度に製造された清酒を全国的に調査研究する事によって、製造技術と酒質の現状及び動向を明らかにし、清酒の品質及び製造技術の向上に資すると言われています。(国民の清酒に対する認識を高める事も目的の一つだそうです)

福島県産酒は28銘柄が入賞酒に選ばれ、その中から特に品質の良い「金賞」を受賞したのは14銘柄で、三つ減となりました。

福島民報新聞によると、

「金賞受賞数日本一を逃した福島県は、それでも、金賞銘柄が都道府県別で5番目に多い結果は技術力の高さを改めて示した。誇って良い。・・・ 金賞受賞数3度目の日本一の座に就いた山形県は特別顧問の指導の下、各蔵元が研醸会と呼ぶ勉強会で切磋琢磨を続けている。」

などと述べた後、

「県酒造組合によると、令和4年産米は酷暑の影響で高温障害に見舞われた。暑さから実を守ろうとして籾殻が厚くなる。粒が細かくなった上に、水分の量が減って硬くなり、醪にし難い。味はすっきりとはしていても、甘味はどこか足りない。」

との言葉を載せています。

往生際が悪いけど、来年度の金賞受賞数日本一奪還を目指して、郡山市の地蔵は言うに及ばず福島県内の各蔵元の奮闘に期待を寄せましょう。

111回目となる今回は、吟醸酒を対象に全国から818銘柄が出品され、入賞酒(成績が優秀と認められた酒)394銘柄、金賞酒(入賞酒の内、特に成績が優秀と認められた酒)218銘柄でした。

令和4酒造年度 新酒鑑評会入賞蔵数 福島県
受賞銘柄蔵元市町村電話
金水晶 (有)金水晶酒造店 福島市 024(567)2011
陣屋 有賀醸造(資) 白河市 0248(34)2323
千駒 大吟醸 千駒酒造(株) 白河市 0248(23)3057
あぶくま (有)玄葉本店 田村市 0247(82)0030
藤乃井 (有)佐藤酒造店 郡山市 024(922)1763
東豊国 豊國酒造(資) 古殿町 0247(53)2001
人気一 人気酒造(株) 二本松市 0243(23)2091
奥の松 東日本酒造協業組合 二本松市 0243(22)2153
会州一 山口(名) 会津若松市 0242(25)0054
会津吉の川 (資)吉の川酒造店 喜多方市 0241(22)0059
会津ほまれ ほまれ酒造(株) 喜多方市 0241(22)5151
開当男山 渡部謙一(開当男山酒造) 南会津町 0241(62)0023
会津男山 回 (資)男山酒造店 会津美里町 0242(54)2726
萬代芳 (資)白井酒造店 会津美里町 0242(54)3022
廣戸川 松崎酒造(株) 天栄村
三春駒 三春酒造(株) 三春町
千功成 (株)檜物屋酒造店 二本松市
京の華 (資)辰泉酒造 会津若松市
花春 花春酒造(株) 会津若松市
弥右衛門 (資)大和川酒造店 喜多方市
笹正宗 笹正宗酒造(株) 喜多方市
ロ万 花泉酒造(株) 南会津町
自然郷 (名)大木大吉本店 矢吹町
榮四郎 榮川酒造(株)磐梯工場 磐梯町
玄宰 末廣酒造(株)博士蔵 会津美里町
學十郎 豊國酒造(資) 会津坂下町
又兵衛 (名)四家酒造店 いわき市
さかみずき たに川酒造(株) 郡山市


  受賞欄の◎は金賞、〇は入賞

令和3酒造年度(2021年7月~2022年6月)「全国新酒鑑評会」の審査結果が令和4年5月25日、酒類総合研究所(広島県東広島市)から発表になりました。福島県が獲得した金賞数17銘柄は、全国最多となり、史上初の日本一9連覇を成し遂げました。

新型コロナウイルス感染拡大の影響で金賞を審査しなかった令和元酒造年度を挟み、都道府県別の金賞数で9連覇を達成。福島県が持つ最多連続記録を更新しました。

酒類総合研究所と日本酒造組合中央会が共催する全国新酒鑑評会は現在、全国規模で開催される唯一の清酒鑑評会であり、製造技術と品質の向上に果たす役割は極めて大きいものがあると言われています。(国民の清酒に対する認識を高める事も目的の一つだそうです)

福島県産酒は32銘柄が入賞酒に選ばれ、その中から特に品質の良い「金賞」を受賞したのは17銘柄で、昨年と同数となりました。

福島民報新聞によると、

「コロナ禍前の製造量と比べると、令和2酒造年度は二割減の7,822キロリットルだったが、今年度は更に2~3割程度減らした蔵元が多く、半減させた例もあった。県内のある蔵元は『美味しい酒を造っても、飲んでもらえるか分からないという葛藤の中での作業は辛かった』と明かした。」

と厳しい環境だったにも拘らず、前年度と同数の金賞数を獲得した県内蔵元の努力を、消費という形で確りと後押ししよう。と結んでいます。それにしても、郡山市の地蔵「渡辺酒造本店」と「たに川酒造」頑張れ!!

110回目となる今回は、吟醸酒を対象に全国から826銘柄が出品され、入賞酒(成績が優秀と認められた酒)405銘柄、金賞酒(入賞酒の内、特に成績が優秀と認められた酒)205銘柄でした。

令和3酒造年度 新酒鑑評会入賞蔵数 福島県
受賞銘柄蔵元市町村電話
陣屋 有賀醸造(資) 白河市 0248(34)2323
千駒 大吟醸 千駒酒造(株) 白河市 0248(23)3057
寿々乃井 (株)寿々乃井酒造店 天栄村 0248(82)2021
廣戸川 松崎酒造(株) 天栄村 0248(82)2022
東豊国 豊国酒造(資) 古殿町 0247(53)2001
人気一 人気酒造(株) 二本松市 0243(23)2091
奥の松 東日本酒造協業組合 二本松市 0243(22)2153
会津中将 鶴乃江酒造(株) 会津若松市 0242(27)0139
名倉山 名倉山酒造(株) 会津若松市 0242(22)0844
笹正宗 笹正宗酒造(株) 喜多方市 0241(24)2211
國権 國権酒造(株) 南会津町 0241(62)0036
田島 会津酒造(株) 南会津町 0241(62)0012
玄宰 末廣酒造(株)博士蔵 会津若松市 0242(54)7788
アイヅオトコヤマ ワ (資)男山酒造店 会津美里町 0242(54)2726
萬代芳 (資)白井酒造店 会津美里町 0242(54)3022
學十郎 豊国酒造(資) 会津坂下町 0242(83)2521
七重郎 (資)稲川酒造店 猪苗代町 0242(62)2001
金水晶 (有)金水晶酒造店
笹の川 笹の川酒造(株)
雪小町 (有)渡辺酒造本店
三春駒 佐藤酒造(株)
藤乃井 (有)佐藤酒造店
千功成 (株)檜物屋酒造店
花春 花春酒造(株)
会津宮泉 宮泉銘醸(株)
会津吉の川 (資)吉の川酒造店
大吟醸 きたのはな (資)喜多の華酒造場
開当男山 渡部謙一(開当男山酒造)
ロ万 花泉酒造(名)
榮四郎 榮川酒造(株)磐梯工場
一生青春 曙酒造(株)
飛露喜 (株)廣木酒造本店


  受賞欄の◎は金賞、〇は入賞

令和2酒造年度(2020年7月~2021年6月)「全国新酒鑑評会」の審査結果が令和3年5月21日、酒類総合研究所(広島県東広島市)から発表になりました。福島県が獲得した金賞数17銘柄は、長野県と並んで最多となり、史上初の日本一8連覇を成し遂げました。

昨年は新型コロナウイルスの影響拡大で決審中止となりましたが、今年は見事に金賞受賞数最多記録を連続8回に伸ばしました。

酒類総合研究所と日本酒造組合の共催となる全国新酒鑑評会は、現在全国規模で開催される唯一の清酒鑑評会であり、製造技術と品質の向上に果たす役割は極めて大きいものがあると言われています。

福島県産酒は32銘柄が入賞酒に選ばれ、その中から特に品質の良い「金賞」を受賞したのは17銘柄で、一昨年よりも5銘柄減少となりました。

毎日新聞によると、

「今年は酒米が猛暑の影響で硬く、米に加える水の量の調整で苦労した蔵が多かった。」(県ハイテクプラザ会津若松技術支援センター副所長の話)

のようですが、金賞数減が5銘柄にもなると、流石に喜んでばかりもいられない? それにしても、郡山市の地蔵「渡辺酒造本店」と「たに川酒造」頑張れ!!

109回目となる今回は、吟醸酒を対象に全国から821銘柄が出品され、入賞酒(成績が優秀と認められた酒)413銘柄、金賞酒(入賞酒の内、特に成績が優秀と認められた酒)207銘柄でした。

令和2酒造年度 新酒鑑評会入賞蔵数 福島県
受賞銘柄蔵元市町村
金水晶 有限会社金水晶酒造店 福島市
千駒 大吟醸 千駒酒造株式会社 白河市
寿々乃井 株式会社寿々乃井酒造店 天栄村
廣戸川 松崎酒造株式会社 天栄村
あぶくま 有限会社玄葉本店 田村市
東豊国 豊国酒造合資会社 古殿町
奥の松 東日本酒造協業組合 二本松市
花春 花春酒造株式会社 会津若松市
名倉山 名倉山酒造株式会社 会津若松市
会津吉の川 合資会社吉の川酒造店 喜多方市
笹正宗 笹正宗酒造株式会社 喜多方市
開當男山 渡部 謙一 南会津町
田島 会津酒造株式会社 南会津町
榮四郎 榮川酒造株式会社 磐梯工場 磐梯町
玄宰 末廣酒造株式会社 博士蔵 会津若松市
萬代芳 合資会社白井酒造店 会津美里町
一生青春 曙酒造株式会社 会津坂下町
陣屋 有賀醸造合資会社
さかみずき たに川酒造株式会社
三春駒 佐藤酒造株式会社
藤乃井 有限会社佐藤酒造店
千功成 株式会社檜物屋酒造店
京の華 合資会社辰泉酒造
会津中将 鶴乃江酒造株式会社
純米大吟醸 福乃香 末廣酒造株式会社 嘉永蔵
夢心 夢心酒造株式会社
弥右衛門 合資会社大和川酒造店
会津ほまれ ほまれ酒造株式会社
國権 國権酒造株式会社
ロ万 花泉酒造合名会社
學十郎 豊国酒造合資会社
アイヅオトコヤマ ワ 合資会社男山酒造店


  受賞欄の◎は金賞、〇は入賞

平成30酒造年度(平成30年7月~令和元年6月)「全国新酒鑑評会」の審査結果が令和元年5月17日、酒類総合研究所(東広島市)から発表になりました。福島県は金賞受賞銘柄数日本一の連続年数を史上初の7年連続としました。

全国新酒鑑評会は、現在全国規模で開催される唯一の清酒鑑評会であり、製造技術と品質の向上に果たす役割は極めて大きいものがあると言われています。

福島県産酒は31銘柄が入賞酒に選ばれ、その中から特に品質の良い「金賞」を受賞したのは22銘柄で、昨年よりも3銘柄増加となりました。

107回目となる今回は全国から857銘柄が出品され、入賞酒(成績が優秀と認められた酒)416銘柄、金賞酒(入賞酒の内、特に成績が優秀と認められた酒)237銘柄でした。

平成30酒造年度 新酒鑑評会入賞蔵数 福島県
受賞銘柄蔵元市町村
金水晶 (有)金水晶酒造店 福島市
寿々乃井 (株)寿々乃井酒造店 天栄村
廣戸川 松崎酒造(株) 天栄村
雪小町 (有)渡辺酒造本店 郡山市
さかみずき たに川酒造(株) 郡山市
あぶくま (有)玄葉本店 田村市
三春駒 佐藤酒造(株) 三春町
東豊国 豊国酒造(資) 古殿町
奥の松 東日本酒造協業組合 二本松市
会津中将(ゆり) 鶴乃江酒造(株) 会津若松市
名倉山 名倉山酒造(株) 会津若松市
嘉永蔵大吟醸 末廣酒造(株)嘉永蔵 会津若松市
会津宮泉 宮泉銘醸(株) 会津若松市
会津吉の川 (資)吉の川酒造店 喜多方市
大吟醸 きたのはな (資)喜多の華酒造場 喜多方市
國権 國権酒造(株) 南会津町
開當男山 渡部 謙一 南会津町
田島 会津酒造(株) 南会津町
稲川 (資)稲川酒造店 猪苗代町
榮四郎 榮川酒造(株)磐梯工場 磐梯町
萬代芳 (資)白井酒造店 会津美里町
學十郎 豊国酒造(資)坂下 会津坂下町
有の川 有賀醸造(資)
笹の川 笹の川酒造(株)
藤乃井 (有)佐藤酒造店
人気一 人気酒造(株)
京の華 (資)辰泉酒造
夢心 夢心酒造(株)
蔵枠 小原酒造(株)
会津ほまれ ほまれ酒造(株)
一生青春 曙酒造(資)


  受賞欄の◎は金賞、〇は入賞

平成29酒造年度「全国新酒鑑評会」の審査結果が5月17日、酒類総合研究所(東広島市)から発表になりました。福島県は広島県と並んでいた金賞受賞銘柄数日本一の連続年数を史上初の6年連続としました。

全国新酒鑑評会は、現在全国規模で開催される唯一の清酒鑑評会であり、製造技術と品質の向上に果たす役割は極めて大きいものがあると言われています。

福島県産酒は31銘柄が入賞酒に選ばれ、その中から特に品質の良い「金賞」を受賞したのは兵庫県と同じ19銘柄で、昨年よりも3銘柄減少となりました。

毎日新聞によると、

6連覇の背景には、県ハイテクプラザ会津若松技術支援センターの存在がある。酒米や麹、温度管理などを詳細に分析してデータ化するなど、仕込みのマニュアルを作って蔵元に伝えてきた。県酒造組合も清酒アカデミー職業能力開発校を創設して担い手を育成してきた。

とありますが、金賞数が3つ減ったという事は、来年度は厳しい状況に陥る可能性も無きにしも非ず?

106回目となる今回は全国から850銘柄が出品され、入賞酒(成績が優秀と認められた酒)421銘柄、金賞酒(入賞酒の内、特に成績が優秀と認められた酒)232銘柄でした。

平成29酒造年度 新酒鑑評会入賞蔵数 福島県
受賞銘柄製造場市町村
金水晶 (有)金水晶酒造店 福島市
廣戸川 松崎酒造店 天栄村
雪小町 (有)渡辺酒造本店 郡山市
三春駒 佐藤酒造(株) 三春町
東豊国 豊国酒造(資) 古殿町
人気一 人気酒造(株) 二本松市
奥の松 東日本酒造協業組合 二本松市
会津中将 鶴乃江酒造(株) 会津若松市
名倉山 名倉山酒造(株) 会津若松市
会津宮泉 宮泉銘醸(株) 会津若松市
弥右衛門 (資)大和川酒造店 喜多方市
笹正宗 笹正宗酒造(株) 喜多方市
國権 國権酒造(株) 南会津町
田島 会津酒造(株) 南会津町
榮四郎 榮川酒造(株)磐梯工場 磐梯町
萬代芳 (資)白井酒造店 会津美里町
學十郎 豊国酒造(資)坂下 会津坂下町
一生青春 曙酒造(資) 会津坂下町
又兵衛 (名)四家酒造店 いわき市
千駒 千駒酒造(株)
笹の川 笹の川酒造(株)
さかみずき たに川酒造(株)
あぶくま (有)玄葉本店
藤乃井 (有)佐藤酒造店
京の華 (資)辰泉酒造
嘉永蔵 末廣酒造(株)嘉永蔵
大和屋善内 (有)峰の雪酒造場
会津吉の川 (資)吉の川酒造店
会津ほまれ ほまれ酒造(株)
開當男山 渡部 謙一
自然郷 (名)大木代吉本店

  受賞欄の◎は金賞、〇は入賞

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