2018年6月アーカイブ

限りない欲望は人間の性なのか。あれから高々2、30年だと言うのに、喉元過ぎればと言うか歴史は繰り返すと言うか、多重債務者がまたぞろ増加している。欲に惑わされると、自ら詰んでしまう事が見えなくなるようだね。

6/20付け日本経済新聞「カードローン メガ銀の火種に、保証会社の貸倒費用13%増 過去の融資が焦げ付き」記事によると、

カードローンなど無担保融資の貸し倒れが、メガバンクの火種になりつつある。ローンの返済を保証するノンバンク大手3社の貸倒関連費用は2017年度に約1400億円と前の年度から13%増え、6年ぶりの高水準になった。相対的に高い金利で融資するカードローンはメガ銀の業績を下支えしてきたが、一転して重荷になる可能性もある。

都内在住のある女性会社員は銀行カードローンの借入額が年収を上回る。毎月の返済額は月収...

らしい。

大体、無担保融資ってどう言うことよ。金利が高い上に、年収を上回る貸付。とても堅しい銀行とは思えない。
過剰融資は昨年から問題視されていて、今年の初めから(遅すぎだろ?)金融庁が気にする素振りを見せてはいたが・・・。

日本経済新聞には、

1/26付け「カードローン 顧客対応の拡充促す、金融庁検査の中間取り纏め」
6/12付け「4月のカードローン残高2.3%増」

などの銀行カードローンに関する記事もあった。

中には、「個人が貸家を建てる際のアパートローンの残高も公表。4月末残高は22兆8318億円となり、前年同月比で1.5%増えた」などという、空恐ろしい内容もあったが。

アパートローン、個人が気軽に借りるような代物じゃないだろ! と思うのは自分だけ? またぞろ金融不安が惹起される事が無いよう、願うしかないか。


○ただ最近は、奨学金の借り入れで数百万円もの負債を抱えて大学卒業する学生さんも少なくないらしいから、以前とは比較にならない程厳しい状況に若者が置かれている、というのは確かかも知れない。

格付け会社のS&Pは6月1日、ドイツ銀行の信用格付けを「A-」から「BBB+」に引き下げた。格付け見通しは「安定的」。

前日に米監督当局が同行の米国内事業について、FDIC(連邦預金保険公社)の問題銀行リストに加えたと報じられたのが影響したとか。

また、ドイツ銀の株価は5月31日に過去最低を更新、ユーロは1.167割れまで値を落とした模様。

S&Pの発表資料では、経営陣は収益力回復のため「苛烈な」措置を取っているものの、「ドイツ銀は同業他社を下回るパフォーマンスの時期が続くと見込まれる。同業他社の多くは既に再編を完了している」と分析していた。

ん~、苛烈な措置って、大規模なリストラを容赦なく繰り返す以外に、何かあったかな?

まぁ、ドイツ銀行は、先の米国大統領選でトランプ氏が選出される直前まで棺桶に片足突っ込んでる状態だったけど、得体の知れないトランプ旋風で、あれよあれよと言う間に株価は反発急上昇。

(ドイツ銀行は言うに及ばず、メルケル首相も、トランプ大統領には足を向けて寝れなかった筈だけど)蓋をしても臭い物を隠しきれずにハイリスクが露呈したって感じがするけど、格下げはドイツ銀行の営業コストを高め、前途は一層険しいものになった可能性も。

長期債及び発行体格付の格付記号
信用リスク投資適格ムーディーズS&Pフィッチムーディーズの定義
信用リスクが低い
(信用力が高い)
投資適格水準 Aaa AAA AAA 信用力が最も高いと判断され、
信用リスクが最低水準にある債務に対する格付。
Aa AA AA 信用力が高いと判断され、
信用リスクが極めて低い債務に対する格付。
A A A 中級の上位と判断され、
信用リスクが低い債務に対する格付。
信用リスク中程度 Baa BBB BBB 中級と判断され、信用リスクが中程度であるがゆえ、
一定の投機的な要素を含みうる債務に対する格付。
投機的水準 Ba BB BB 投機的と判断され、
相当の信用リスクがある債務に対する格付。
B B B 投機的とみなされ、
信用リスクが高いと判断される債務に対する格付。
Caa CCC CCC 投機的で安全性が低いとみなされ、
信用リスクが極めて高い債務に対する格付。
Ca CC CC 非常に投機的であり、デフォルトに陥っているか、
あるいはそれに近い状態にあるが、
一定の元利の回収が見込める債務に対する格付。
信用リスクが高い
(信用力が低い)
C C C 最も格付が低く、通常、デフォルトに陥っており、
元利の回収の見込みも極めて薄い債務に対する格付。
D D 注)S&PとフィッチにはD格付けがあり、
債務不履行や破産申請手続きが取られた場合など。

ムーディーズは「1、2、3」を、S&Pなどは「+、-」をそれぞれ付加して格付けを更に細分化している。

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