2020年2月アーカイブ

ニューヨークのダウ平均は6日続落。連日の株価急落により今週だけでも3225ドル下げ、2月12日に付けた史上最高値の29551ドルからは3784ドル下げて、下落率は12.8%に達した。昨年8月以来、半年ぶりの安値となった。

前日、米国内で感染経路不明の感染者が見つかった事を受け、売り優勢で始まった相場だが感染拡大可能性のニュースが伝わると、不安心理を背景とした売りが売りを呼び、一気に下げ幅を拡大したようだ。

★今頃になって新型肺炎? 遅過ぎるんじゃないのって、気がしないでもないが。

そして1日の下げ幅が過去最大を記録と騒がしいが、下落率で見たら4.4%程度。(時価総額が違い過ぎる?)過去最大の下落率は22%にも及んでいたのにねぇ。

最近、朝起きてNYダウが暴落(大暴落?)したと聞くと、すわ、11%を越えたかと驚くのだが、全然そんな事は無いよね。 よくある程度の下落じゃん、押し目なんじゃないのと思うこともしばしば。

NYダウ平均 1日の下落率トップ10+α
順位日付下落率値幅備考
 1位 1987/10/19 22.61%  508ドル ブラックマンデー
 2位 1929/10/28 13.4%   41ドル 暗黒の木曜日
 3位 1929/10/29 11.7%   31ドル
 4位 1931/10/5 10.7%   10ドル 世界恐慌
 5位 1929/11/6  9.9%   26ドル
 6位 1987/10/26  8.04%  157ドル
 7位 2008/10/15  7.87%  733ドル リーマンショック
 8位 2008/12/1  7.70%  680ドル
 9位 2008/10/9  7.33%  679ドル
10位 1997/10/27  7.18%  554ドル
2020/2/24  3.56% 1032ドル ブラックスワン?
2020/2/27  4.42% 1191ドル コロナクラッシュ?


★それにしても、経済専門紙の日本経済新聞の記事と東京新聞の記事の内容が然程変わらないのが気に障る。日本経済新聞の存在意義は???

東京新聞の「NY株、過去最大の下げ幅 1190ドル急落、肺炎懸念」記事

27日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は急落し、前日比1190.95ドル安の2万5766.64ドルで取引を終えた。1日の下げ幅として過去最大だった。肺炎を引き起こす新型コロナウイルスの感染拡大に伴う世界経済の減速懸念が強まった。企業が相次いで業績を下方修正し、悪影響が顕在化。欧州株も大きく下げ、世界的な株安の連鎖が止まらない状況に陥った。

サウジアラビアで22~23日に開かれたG20財務相・中央銀行総裁会議は新型肺炎対策で「全ての利用可能な政策手段を用いる」方針で一致。日米欧の政府、中央銀行は景気下支え策を迫られそうだ。

日本経済新聞の「NYダウ1190ドル急落、下げ幅過去最大 新型コロナで」記事

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、米市場がリスク回避姿勢を強めている。27日の米株式市場でダウ工業株30種平均は前日比1190ドル95セント安の2万5766ドル64セントで取引を終えた。下げ幅は過去最大を記録した。一方、安全資産とされる米国債や金が買われ、長期金利は過去最低を更新した。米企業が業績予想の未達を相次ぎ公表し、実体経済が停滞する懸念が広がっている。

ダウ平均は6日続落。6日間の下げ幅は3581ドルに達した。12日につけた過去最高値(2万9551ドル)からの下落率は10%を超えた。2019年8月23日(2万5628ドル)以来、半年ぶりの安値となった。

以下略

「男性乳癌の『患者会』結成から2年」

乳癌は乳房にある乳腺にできる悪性腫瘍で、女性の癌患者の中で最も多いのが乳癌だと言われており、巷では女性特有の癌だと思われがちだ。

しかし、胸の乳腺は男女問わずに存在するため、男性も乳癌を発症する可能性が有るのだが余り知られていない。

国立がん研究センターの統計によると、乳癌患者全体の1%弱が男性で、平成28年のデータでは男性の乳癌患者は約670人程になるらしく、女性に比べ5~10歳程度高い年齢層に発症すると言われている。

男性の乳癌患者は人数が少ないため、不安や悩みなど(例えば副作用の体験談や対処法に治療法)、聞いてみたい事があっても中々話をする機会が無かったとか。

更に女性と違って検診が無いため発見が遅れたり、周囲に同じ病気の人がおらず孤立したりする例も目立つなど、病気について多くの人に知ってもらいたいと、患者会は昨秋からホームページを開設するなどして情報発信を積極的に進めている。


◆東京新聞の記事には、

治療は基本的に女性と同じだ。疑いがあれば、超音波検査やマンモグラフィーで腫瘍の有無を調べ、可能なら手術で切り取る。術後は抗癌剤やホルモン治療で再発を防ぐ。ただ、胸に膨らみが無い分、癌が皮膚や乳頭に浸潤しやすく、女性よりリンパ節や肺などへの転移が早く生じるとされ、早期発見出来るかが予後に大きく関わる。

大事なのは、自身の発症リスクを把握すること。第一歩は、血縁に乳癌になった人がいるかの確認だ。岩田さん(愛知県がんセンター病院の副院長で乳腺科部長)によると、男性の乳癌は遺伝の要因が女性の場合より強く、血縁に患者がいることが多い。母親や姉妹、祖母、従兄弟/姉妹が発症しているなら注意が必要。入浴時などに胸を触り、しこりの有無などを確認したい。数十万円という費用がネックだが、遺伝子検査を受けるのも手だ。

とあった。


◆患者会がWebサイトの作成や交流会で情報発信

癌に関する情報を発信する認定NPO法人キャンサーネットジャパン(http://www.cancernet.jp/)は平成30年1月、患者会「メンズBC(breast cancer)」を結成し、これまでに交流会を3ヶ月に1度の割合で7回開催した。

昨年10月に作ったWebサイト(https://mens-bc.amebaownd.com/)では、患者の体験談も紹介している。

★メンズBCの使命

・男性乳癌の存在を一人でも多くの方に知っていただくこと
・男性乳癌患者さんに正しい情報を届けること
・男性乳癌患者さん同士の横の繋がり、医療者との縦の繋がりを構築し、孤独に向き合いがちな男性乳癌患者さんの治療生活に光を当てること

★メンズBCの夢

・男性乳癌になっても、生き生きと暮らせる社会を実現しよう!

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