NYダウ過去最大の下げ幅、1190ドル急落、新型肺炎懸念

ニューヨークのダウ平均は6日続落。連日の株価急落により今週だけでも3225ドル下げ、2月12日に付けた史上最高値の29551ドルからは3784ドル下げて、下落率は12.8%に達した。昨年8月以来、半年ぶりの安値となった。

前日、米国内で感染経路不明の感染者が見つかった事を受け、売り優勢で始まった相場だが感染拡大可能性のニュースが伝わると、不安心理を背景とした売りが売りを呼び、一気に下げ幅を拡大したようだ。

★今頃になって新型肺炎? 遅過ぎるんじゃないのって、気がしないでもないが。

そして1日の下げ幅が過去最大を記録と騒がしいが、下落率で見たら4.4%程度。(時価総額が違い過ぎる?)過去最大の下落率は22%にも及んでいたのにねぇ。

最近、朝起きてNYダウが暴落(大暴落?)したと聞くと、すわ、11%を越えたかと驚くのだが、全然そんな事は無いよね。 よくある程度の下落じゃん、押し目なんじゃないのと思うこともしばしば。

NYダウ平均 1日の下落率トップ10+α
順位日付下落率値幅備考
 1位 1987/10/19 22.61%  508ドル ブラックマンデー
 2位 1929/10/28 13.4%   41ドル 暗黒の木曜日
 3位 1929/10/29 11.7%   31ドル
 4位 1931/10/5 10.7%   10ドル 世界恐慌
 5位 1929/11/6  9.9%   26ドル
 6位 1987/10/26  8.04%  157ドル
 7位 2008/10/15  7.87%  733ドル リーマンショック
 8位 2008/12/1  7.70%  680ドル
 9位 2008/10/9  7.33%  679ドル
10位 1997/10/27  7.18%  554ドル
2020/2/24  3.56% 1032ドル ブラックスワン?
2020/2/27  4.42% 1191ドル コロナクラッシュ?


★それにしても、経済専門紙の日本経済新聞の記事と東京新聞の記事の内容が然程変わらないのが気に障る。日本経済新聞の存在意義は???

東京新聞の「NY株、過去最大の下げ幅 1190ドル急落、肺炎懸念」記事

27日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は急落し、前日比1190.95ドル安の2万5766.64ドルで取引を終えた。1日の下げ幅として過去最大だった。肺炎を引き起こす新型コロナウイルスの感染拡大に伴う世界経済の減速懸念が強まった。企業が相次いで業績を下方修正し、悪影響が顕在化。欧州株も大きく下げ、世界的な株安の連鎖が止まらない状況に陥った。

サウジアラビアで22~23日に開かれたG20財務相・中央銀行総裁会議は新型肺炎対策で「全ての利用可能な政策手段を用いる」方針で一致。日米欧の政府、中央銀行は景気下支え策を迫られそうだ。

日本経済新聞の「NYダウ1190ドル急落、下げ幅過去最大 新型コロナで」記事

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、米市場がリスク回避姿勢を強めている。27日の米株式市場でダウ工業株30種平均は前日比1190ドル95セント安の2万5766ドル64セントで取引を終えた。下げ幅は過去最大を記録した。一方、安全資産とされる米国債や金が買われ、長期金利は過去最低を更新した。米企業が業績予想の未達を相次ぎ公表し、実体経済が停滞する懸念が広がっている。

ダウ平均は6日続落。6日間の下げ幅は3581ドルに達した。12日につけた過去最高値(2万9551ドル)からの下落率は10%を超えた。2019年8月23日(2万5628ドル)以来、半年ぶりの安値となった。

以下略

この記事について

このページは、烏柄杓が2020年2月28日 20:54に書いた記事です。

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