先週、S&Pが財務の健全性に疑義が生じたとして、現在の長期格付け「BB+、ネガティブ」のソフトバンクGについて下方圧力が継続するとの見解を示したと、ロイターが報じていた。

既に投資不適格の烙印を押されているソフトバンクG、今更格下げされたところで何も変わらないよ、と嘯く奴等が居たりもするが。
自社株買いをするために資産売却に走り、株価を強引に吊り上げたとしても膨大な負債の削減に繋げられるかは不透明で、相場の再下落などで資産価値が大幅に下落するような事があれば、財務の健全性を維持出来なくなる恐れが無きにしも非ず。

それよりも世界相場の再暴落で恐ろしいのは、CLO御三家の「農林中金」「三菱UFJフィナンシャル・グループ」「ゆうちょ銀行」かもしれない。

CLOはローン担保証券の略だが、複数の企業向け融資(ローン)債券を束ね、その元本・利子を裏付け資産として発行した証券。主に米国の金融機関が米国企業への低格付け債券を掻き集めて組成される。

何故なら金融機関は信用力が低い企業の債権を売却することが困難で、証券化、然も高格付けに(サブプライムローンの末路に瓜二つ?)することで買い手を見つけ易くする狙いがあるらしい。

ただ、CLOへの投資は高利回りが期待できる半面、企業の返済が滞ると多大な損失を被る恐れがある(正しくサブプラだね)。


◆日本の大手金融機関がCLOへの投資を急増

昨年10月、日本の大手金融機関がCLOへの投資を急増させていることに危機感を募らせた日銀は「金融システムリポート」の中で、巨額の資金を投入している3社を含めて警告を発した。

・農林中央金庫(農林中金)が7兆9000億円
・三菱UFJフィナンシャル・グループが2兆4733億円
・ゆうちょ銀行が1兆5241億円

日本の銀行が保有するCLOは世界全体の約15%(約12兆7000億円)に達し、上記3社で国内残高の大半を占める。日銀のリポートではリーマン・ショックの様な事態になれば、米国企業の破綻などでCLOの価格は2~3割程度下落する可能性があると分析し、日本の金融機関も大規模な損失を被りかねないと警鐘を鳴らしていた。

★確か、当時CLOの利回りが低下し、ゆうちょ銀は340億円の含み損を抱え込んでいたはず。
★今年3月期CLO決算で、農林中金は4000億円超の評価損を計上。

三大格付け会社のフィッチ・レーティングスは、日本の大手銀行の格付けを軒並み格下げしたし。
コロナ過での4000億円超の評価損を抱えた農林中金だって、感染拡大の「第2波」や市場の「2番底」だって間近に迫って来ているかも知れないし・・・。


◆本来の自社株買いは 余剰利益による株主還元策?

元々日本では自社株買いは原則禁止とされていたが、(1994年、2001年の法改正によって)買付時などの一定の条件を満たせば、金庫株として保有することが認められた。

現状のソフトバンクGが行っている自社株買いは、株価維持策だけの買支えであろう。

ブルームバーグによれば、ソフトバンクGは3月、4.5兆円の資産売却を通じて資金を調達し、計2.5兆円を自社株買いや債務圧縮、手元資金に充てる方針を示し、5月には追加で5000億円を上限にした自社株買いを行うとも発表していたが、6/15、5000億円の自社株買いが上限に達した模様。

更に、保有する米携帯電話サービス大手TモバイルUS株式を活用した潜在的取引の検討を開始したと発表した。早速、野村証券は15日付のリポートで「大規模な自己株式取得が資産価値に対する株価ディスカウントを縮小させる」との見方を示し、投資判断「買い」を維持した。

★余剰利益による自社株買いならいざ知らず、一心不乱に、資金調達と株価維持を目指すとは如何なる仕儀か。

新記録が続出した3月。後でターニングポイントだったかなと振り返られるかもしれないので、データでも残しておこう。

辻褄合わせで(?)、FBRが3/16、FFレートの1.0%利下げを断行し現行0.0%~0.25%となった事で、短期金利と長期金利の逆イールド現象は解消したかに見える。

だがハイイールド債を始めとした、ジャンク級の債券がキナ臭い気がしてならない。

それに、以前から自転車操業だと囁かれていたシェールオイル&ガス。採算割れ(損益分岐点)は1バレル50ドル以上と目されているらしいが、現状の原油価格でいつまで持ち堪え続けられるやら。

ジャンク債市場で掘削資金を掻き集めているという噂が事実なら・・・、否、自分の尻に火が付く事だけは避けたい最大手の銀行が支え続ける事になるのなら話は別だが。

3月の米国市場と日経平均の月間騰落状況
日付NYダウ米国債日経平均NY原油
価格2年債10年債30年債価格価格
2/28 25409.36 -- -- 0.913% 1.149% 1.675% 21142.96 -- -- 44.76 -- --
3/2 26703.32 1293.96 5.09 0.881% 1.144% 1.704% 21344.08 201.12 0.95 46.75 1.99 4.45
3/3 25917.41 -785.91 -2.94 0.697% 1.002% 1.616% 21082.73 -261.35 -1.22 47.18 0.43 0.92
3/4 27090.86 1173.45 4.53 0.679% 1.043% 1.689% 21100.06 17.33 0.08 46.78 -0.40 -0.85
3/5 26121.28 -969.58 -3.58 0.607% 0.920% 1.551% 21329.12 229.06 1.09 45.90 -0.88 -1.88
3/6 25864.78 -256.50 -0.98 0.516% 0.783% 1.306% 20749.75 -579.37 -2.72 41.28 -4.62 -10.07
3/9 23851.02 -2013.76 -7.79 0.391% 0.544% 1.005% 19698.76 -1050.99 -5.07 31.13 -10.15 -24.59
3/10 25018.16 1167.14 4.89 0.534% 0.794% 1.296% 19867.12 168.36 0.85 34.36 3.23 10.38
3/11 23553.22 -1464.94 -5.86 0.512% 0.870% 1.357% 19416.06 -451.06 -2.27 32.98 -1.38 -4.02
3/12 21200.62 -2352.60 -9.99 0.471% 0.811% 1.420% 18559.63 -856.43 -4.41 31.50 -1.48 -4.49
3/13 23185.62 1985.00 9.36 0.490% 0.972% 1.579% 17431.05 -1128.58 -6.08 31.73 0.23 0.73
3/16 20188.52 -2997.10 -12.93 0.362% 0.739% 1.318% 17002.04 -429.01 -2.46 28.70 -3.03 -9.55
3/17 21237.38 1048.86 5.20 0.497% 1.056% 1.667% 17011.53 9.49 0.06 26.95 -1.75 -6.10
3/18 19898.92 -1338.46 -6.30 0.532% 1.170% 1.754% 16726.55 -284.98 -1.68 20.37 -6.58 -24.42
3/19 20087.19 188.27 0.95 0.469% 1.172% 1.809% 16552.83 -173.72 -1.04 25.22 4.85 23.81
3/20 19173.98 -913.21 -4.55 0.323% 0.873% 1.466% -- -- -- 22.53 -2.69 -10.67
3/23 18591.93 -582.05 -3.04 0.312% 0.786% 1.351% 16887.78 334.95 2.02 23.36 0.83 3.68
3/24 20704.91 2112.98 11.37 0.372% 0.847% 1.395% 18092.35 1204.57 7.13 24.01 0.65 2.78
3/25 21200.55 495.64 2.39 0.330% 0.867% 1.445% 19546.63 1454.28 8.04 24.49 0.48 2.00
3/26 22552.17 1351.62 6.38 0.293% 0.845% 1.431% 18664.60 -882.03 -4.51 22.60 -1.89 -7.72
3/27 21636.78 -915.39 -4.06 0.242% 0.675% 1.264% 19389.43 724.83 3.88 21.51 -1.09 -4.82
3/30 22327.48 690.70 3.19 0.224% 0.723% 1.336% 19084.97 -304.46 -1.57 20.09 -1.42 -6.60
3/31 21917.16 -410.32 -1.84 0.246% 0.662% 1.309% 18917.01 -167.96 -0.88 20.48 0.39 1.94
-- -3492.20 -- -- -- -- -- -2225.95 -- -- -24.28 --

今週末(3/19)時点の日経平均株価の終値は16552.83円だったが、アベノミクスのせいで買い込んだETF(上場投資信託)の評価は約4.2兆円の含み損となった。

日本経済新聞によれば、

日銀の黒田東彦総裁は10日の参議院財政金融委員会で、日銀が保有している上場投資信託(ETF)について、株高局面でも購入を継続した結果、保有ETFの時価が簿価を下回る「損益分岐点」が切り上がり、日経平均株価で1万9500円程度になっている可能性があると答弁した。

黒田総裁によると、昨年10月以降、日銀が購入したETFは2兆442億円。2019年9月末時点の保有状況を前提にすれば、損益分岐点は1万9000円程度だが「(昨年10月以降の)ETF買い入れの実績等を用いてラフに計算すると、19年9月末時点と比べて500円程度切り上がっている可能性があると思うが、これは正式な数字ではない」と話した。

なので、19500円を割り込むと含み損の状態になる可能性があるという事だ。そして、

18日の参議院財政金融委員会の答弁では、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う急速な株安で大量の上場投資信託(ETF)を買い入れている日銀の含み損が「2兆~3兆円」に達しているとの試算を示した。

黒田総裁は保有ETFの含み損益について、「日々の市場動向で大きく左右され、幅を持ってみる必要がある」とも話した。

つまり、含み損は損切りしなければ損失ではない、という事か(その内、含み益になるだろう、って?)。


◆ETFの始まりは、第30代日本銀行総裁の白川方明氏だが

平成22年、白川日銀総裁は、株式市場のリスクプレミアム縮小を目的としてETFの購入を年間4500億円を目処に開始した。

即ち、株式投資はリスクが大きいが、日銀がETFを買い入れる事でリスクを小さくし、庶民の投資行動を活発化させようという事らしい。

日銀が株式市場に「介入」することへの批判に対して、白川総裁は在任中、深刻なデフレと株安に対処する「緊急措置」であることを強調していた。

★株購入は中央銀行による禁じ手

平成25年3月、第31代日銀総裁に黒田氏が就任し、4月から始まった「異次元金融緩和(黒田バズーカ砲)」で、買い入れ金額は年間1兆円に増額され、平成26年年10月の追加金融緩和で年間3兆円、平成28年年7月には現在の年間6兆円、令和2年3月には12兆円にまで引き上げられた。

日銀は、ETFの買い入れの目的を、「株価の上昇は、資産効果などを通じて個人消費を押し上げる他、企業の資金調達環境やマインドの改善によって設備投資を促すことが期待できる」としている。

しかし、先進国の中央銀行で「インフレ目標」に到達するための金融緩和を目的に、ETFを購入した中央銀行は皆無。

株式市場では「TOPIXの下落率が0.5%以上になると、午後1時頃に日銀のETF買いが期待できる」とされており、日銀は国債と株式の市場機能を壊滅状態に追い込んだ。

令和2年3月上旬時点の日銀のETFの保有残高は約28.3兆円、持ち値は約19500円となっている。

★日銀の債務超過懸念

令和2年3月11日、WHO(世界保健機関)が、世界同時株安を引き起こしている新型コロナウイルス「COVID-19」のパンデミック(世界的大流行)を宣言したことで、日経平均株価は19500円を割り込んで「弱気相場」入りしており、日銀の赤字決算や債務超過懸念が高まりつつある。

日銀の自己資本(資本勘定+引当金勘定)は、令和元年9月末で約9.3兆円となっている。日銀の会計ルールでは、ETFの時価が簿価を下回ると、その差額を引当金として計上することで、実際に売却しなくても、自己資本が減る要因になる。

日経平均株価19500円が損益分岐点なので、1000円の下落で約1.4兆円の評価損が増える事になり、16500円で約4.2兆円、債務超過となる水準は13300円付近となる。

日本銀行の株価は債務超過懸念なのか、バブル期の高値755000円から35年ぶりに30000円を割り込んだようだ。


◆3月16日にETFの購入枠を6兆円から12兆円へ倍増

日銀の赤字決算や債務超過懸念が高まる中、MMT(現代金融理論)や雨宮日銀副総裁の「日銀は自らが円を発行し、日銀券を刷り続けられるため、債務不履行には陥らない」との言を盾に、倍増ペースで買い入れを開始した黒田日銀。

日銀券を際限無く印刷する事やMTT理論の実証実験など、先進国の中央銀行では日本銀行以外に例が無い。

日銀のETF評価損
・17500円で、2.8兆円
・13500円で、8.4兆円
・13000円で、9.1兆円(債務超過水準)

★一定の下落率まで株価が下がったら日銀が買い支えに入る
これが分かっているから投資家は、売り浴びせで日銀の買い支え、再び売り浴びせと繰り返すだけで、海外の投資家(勿論、国内も)は資産の拡大膨張を図ることが可能。

★世界で唯一、株に金を突っ込みまくる中央銀行。それが通貨の番人と呼ばれる日銀
★16500円程度まで下がれば 、その含み損は4兆円を超え、日銀は実質的な「債務超過」に陥る

★日本銀行の都市伝説
日本銀行が保有国債の暴落などで債務超過に陥った場合、借用証書である日本銀行券の信用は失墜するために円は暴落する、と言うもの。債務超過は民間で言えば倒産。そんな中銀が発行する通貨など世界中の誰も欲しがらないから円通貨危機勃発??


◆来週から、日経平均株価が暴騰する事を、神様仏様に祈ろう!!!

12日のニューヨーク株式市場は、呆れ返るほどの急落で取引を終えた。ダウ工業株30種平均は前日比2352.6ドル安の21200.62ドルと、約2年9ヶ月ぶりの安値だった。

もう書き飽きたけど下落幅は過去最大を再更新、下落率は1987年10月19日のブラックマンデー以来の大きさとなった。昨夜も、全ての株式売買を一時中断するサーキットブレーカーが発動したらしい。

株価はトランプ米大統領の経済政策に対する通知簿だからね。新型コロナウィルス(武漢)肺炎の感染拡大に託けて、破裂寸前だったQEによる飽金(金余り)バブルを弾けさせたんじゃないの~、って勘繰りたくなるよね。

トランプ米大統領の失政による瑕疵は問われないもんねぇ~。

----------------------- 追記 ------------------------
いやートランプさん、思惑通りのガス抜き、ドンピシャリと嵌ったかな。NYダウが1985.0ドル高と過去最大の上げ幅で、終値23185.62ドルで13日の取引が終わったもんね。

政権内は誰も傷まず、新型肺炎に責任を擦り付けて、まんまとジャブジャブの金余りバブルのガス抜き、上手くいったようだ? それとも未だ未だ?

最高値からの下落率21.54%は正しく景気後退局面入りだけど、ここから株価を再度押し上げたら、米大統領再選は決まった様なもん・・・?
---------------------------------------------------

仕方ない、新記録達成だからね、史上最高値からの表でも作るか。

気になるNY市場の新記録達成と騰落状況
日付NYダウ ナスダック 原油
価格($)幅  ($)率(%) 価格($)幅 ($)率(%) 価格($)幅 ($)率(%)
2/12 29551.42 ---- ----   9725.96 ---- ----   51.17 ---- ----
2/13 29423.31 -128.11 -0.43   9711.97 -13.99 -0.14   51.42 0.25 0.49
2/14 29398.08 -25.23 -0.09   9731.18 19.21 0.20   52.05 0.63 1.23
2/18 29232.19 -165.89 -0.56   9732.74 1.56 0.02   52.05 0.00 0.00
2/19 29348.03 115.84 0.40   9817.18 84.44 0.87   53.29 1.24 2.38
2/20 29219.98 -128.05 -0.44   9750.97 -66.21 -0.67   53.78 0.49 0.92
2/21 28992.41 -227.57 -0.78   9576.59 -174.38 -1.79   53.38 -0.40 -0.74
2/24 27960.80 -1031.61 -3.56   9221.28 -355.31 -3.71   51.43 -1.95 -3.65
2/25 27081.36 -879.44 -3.15   8965.61 -255.67 -2.77   49.90 -1.53 -2.97
2/26 26957.59 -123.77 -0.46   8980.77 15.16 0.17   48.73 -1.17 -2.34
2/27 25766.64 -1190.95 -4.42   8566.48 -414.29 -4.61   47.09 -1.64 -3.37
2/28 25409.36 -357.28 -1.39   8567.37 0.89 0.01   44.76 -2.33 -4.95
3/2 26703.32 1293.96 5.09   8952.16 384.79 4.49   46.75 1.99 4.45
3/3 25917.41 -785.91 -2.94   8684.09 -268.07 -2.99   47.18 0.43 0.92
3/4 27090.86 1173.45 4.53   9018.09 334.00 3.85   46.78 -0.40 -0.85
3/5 26121.28 -969.58 -3.58   8738.59 -279.50 -3.10   45.90 -0.88 -1.88
3/6 25864.78 -256.50 -0.98   8575.62 -162.97 -1.86   41.28 -4.62 -10.07
3/9 23851.02 -2013.76 -7.79   7950.68 -624.94 -7.29   31.13 -10.15 -24.59
3/10 25018.16 1167.14 4.89   8344.25 393.57 4.95   34.36 3.23 10.38
3/11 23553.22 -1464.94 -5.86   7952.05 -392.20 -4.70   32.98 -1.38 -4.02
3/12 21200.62 -2352.60 -9.99   7201.80 -750.25 -9.43   31.50 -1.48 -4.49


◆気懸りなのは、「翌日物レポ取引」と呼ばれる銀行間融資市場の悪化拡大と社債市場の金利急上昇だ。

日本経済新聞によれば、

米社債市場でも動揺が強まっている。景気悪化を警戒し、特に低格付け企業の社債が売られ、金利が急上昇している。原油価格の急落も相まって、エネルギー関連企業の社債利回りは20%を超える例も頻発。市場では将来の資金繰り悪化への懸念が増えている。

らしいが、債券破綻保険のCDS指標が急騰(保険料率が急上昇)した事には触れていない。

★サブプライム問題やリーマンショックなどの臭い物には蓋をしろ感覚???

レポ市場は、国債などを担保に民間銀行同士が短期資金を融通し合う市場だが、銀行間の「相互信用」が消失しかかっているのでどの銀行も貸し出ししたがらず、その資金(貸さなくなった分)を米連銀が貸し出す「レポ介入」を昨秋から実施していた。

これも日本経済新聞によれば、

米連邦準備理事会(FRB)は12日、短期金融市場に2日間で1兆5千億ドル(約158兆円)規模の追加の資金供給を実施すると決めた。短期債に限っていた米国債の買い入れも対象を拡大し、事実上の量的緩和政策の復活に近づく。新型コロナウイルスによる景気不安の高まりでドル資金の逼迫感が強まっており、異例の大量の資金供給で市場の安定を急ぐ。

FRBは資金需要が一時逼迫した2019年秋以降、短期金利を安定させるためレポ取引で金融調節を進めてきた。通常は翌日物なら1000億ドル、2週間物であれば200億ドルを上限としてきたが、市場の混乱が強まった12日には翌日物の供給量を1750億ドルに引き上げていた。2日間で1兆ドルを超す資金供給は極めて異例で、金融市場でドル資金が逼迫していることを示している。

と記している。

★相互信用の消失で極度の資金難(流動性の枯渇)に陥った中小銀行の倒産危機???

昨日9日のニューヨーク株式市場ではダウ工業株30種平均が暴落し、前週末比2013.76ドル安の23851.02ドルで取引を終えた。

ニュースによれば、新型コロナウイルスの感染拡大による世界的な景気後退懸念が広がり、1日の下げ幅としては2/27に記録した過去最大を大幅に更新し、新たな過去最大の下げ幅となった。

S&P500指数が7%超急落して取引が一旦停止されたが、15分後下げ幅を拡大して取引を再開。株価急落に備えた取引の一時停止措置(サーキットブレーカー)が発動されるなど、世界の金融市場の混乱は底無し感を強めたようだ。

制度改正され2013年に新ルールが適用された「サーキットブレーカー」が発動されたのは、現行制度下では今回が初めてらしい。

NYダウと日経平均の騰落幅&騰落率
日付NYダウ 日経平均
価格(ドル)騰落幅(ドル)騰落率(%) 価格( 円 )騰落幅( 円 )騰落率(%)
2/26 26957.59 ---- ----   22426.19 ---- ----
2/27 25766.64 -1190.95 -4.42   21948.23 -477.96 -2.13
2/28 25409.36 -357.28 -1.39   21142.96 -805.27 -3.67
3/2 26703.32 1293.96 5.09   21344.08 201.12 0.95
3/3 25917.41 -785.91 -2.94   21082.73 -261.35 -1.22
3/4 27090.86 1173.45 4.53   21100.06 17.33 0.08
3/5 26121.28 -969.58 -3.58   21329.12 229.06 1.09
3/6 25864.78 -256.50 -0.98   20749.75 -579.37 -2.72
3/9 23851.02 -2013.76 -7.79   19698.76 -1050.99 -5.07


◆気懸りなのは、新型コロナウイルスの影響が世界各国の実体経済に影を落とし、投資家心理が冷え込み、世界同時不況の織り込みが加速する事だ。

FBRが定めるFFレートは、3/3に0.5%の緊急利下げを実施したので1.0%~1.25%となっているが、
9日時点の米国債の利回りは、
 2年債が0.391%
10年債が0.544%
30年債が1.005%
となっている(明らかに異常?)。

それに原油。サウジアラビアの離反や需給悪化(=景気悪化)などの要因から、原油相場は1バレル41.28ドルから31.13ドルへ、24.59%の急落となった。

★原油が下落すると日本はウハウハだが、この感じ、どっかで何時しか見たり体験したりした事はないかな? そう、ブラックマンデー前後って、こんな感じじゃなかったかな(様な気がする)。

ニューヨークのダウ平均は6日続落。連日の株価急落により今週だけでも3225ドル下げ、2月12日に付けた史上最高値の29551ドルからは3784ドル下げて、下落率は12.8%に達した。昨年8月以来、半年ぶりの安値となった。

前日、米国内で感染経路不明の感染者が見つかった事を受け、売り優勢で始まった相場だが感染拡大可能性のニュースが伝わると、不安心理を背景とした売りが売りを呼び、一気に下げ幅を拡大したようだ。

★今頃になって新型肺炎? 遅過ぎるんじゃないのって、気がしないでもないが。

そして1日の下げ幅が過去最大を記録と騒がしいが、下落率で見たら4.4%程度。(時価総額が違い過ぎる?)過去最大の下落率は22%にも及んでいたのにねぇ。

最近、朝起きてNYダウが暴落(大暴落?)したと聞くと、すわ、11%を越えたかと驚くのだが、全然そんな事は無いよね。 よくある程度の下落じゃん、押し目なんじゃないのと思うこともしばしば。

NYダウ平均 1日の下落率トップ10+α
順位日付下落率値幅備考
 1位 1987/10/19 22.61%  508ドル ブラックマンデー
 2位 1929/10/28 13.4%   41ドル 暗黒の木曜日
 3位 1929/10/29 11.7%   31ドル
 4位 1931/10/5 10.7%   10ドル 世界恐慌
 5位 1929/11/6  9.9%   26ドル
 6位 1987/10/26  8.04%  157ドル
 7位 2008/10/15  7.87%  733ドル リーマンショック
 8位 2008/12/1  7.70%  680ドル
 9位 2008/10/9  7.33%  679ドル
10位 1997/10/27  7.18%  554ドル
2020/2/24  3.56% 1032ドル ブラックスワン?
2020/2/27  4.42% 1191ドル コロナクラッシュ?


★それにしても、経済専門紙の日本経済新聞の記事と東京新聞の記事の内容が然程変わらないのが気に障る。日本経済新聞の存在意義は???

東京新聞の「NY株、過去最大の下げ幅 1190ドル急落、肺炎懸念」記事

27日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は急落し、前日比1190.95ドル安の2万5766.64ドルで取引を終えた。1日の下げ幅として過去最大だった。肺炎を引き起こす新型コロナウイルスの感染拡大に伴う世界経済の減速懸念が強まった。企業が相次いで業績を下方修正し、悪影響が顕在化。欧州株も大きく下げ、世界的な株安の連鎖が止まらない状況に陥った。

サウジアラビアで22~23日に開かれたG20財務相・中央銀行総裁会議は新型肺炎対策で「全ての利用可能な政策手段を用いる」方針で一致。日米欧の政府、中央銀行は景気下支え策を迫られそうだ。

日本経済新聞の「NYダウ1190ドル急落、下げ幅過去最大 新型コロナで」記事

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、米市場がリスク回避姿勢を強めている。27日の米株式市場でダウ工業株30種平均は前日比1190ドル95セント安の2万5766ドル64セントで取引を終えた。下げ幅は過去最大を記録した。一方、安全資産とされる米国債や金が買われ、長期金利は過去最低を更新した。米企業が業績予想の未達を相次ぎ公表し、実体経済が停滞する懸念が広がっている。

ダウ平均は6日続落。6日間の下げ幅は3581ドルに達した。12日につけた過去最高値(2万9551ドル)からの下落率は10%を超えた。2019年8月23日(2万5628ドル)以来、半年ぶりの安値となった。

以下略

「男性乳癌の『患者会』結成から2年」

乳癌は乳房にある乳腺にできる悪性腫瘍で、女性の癌患者の中で最も多いのが乳癌だと言われており、巷では女性特有の癌だと思われがちだ。

しかし、胸の乳腺は男女問わずに存在するため、男性も乳癌を発症する可能性が有るのだが余り知られていない。

国立がん研究センターの統計によると、乳癌患者全体の1%弱が男性で、平成28年のデータでは男性の乳癌患者は約670人程になるらしく、女性に比べ5~10歳程度高い年齢層に発症すると言われている。

男性の乳癌患者は人数が少ないため、不安や悩みなど(例えば副作用の体験談や対処法に治療法)、聞いてみたい事があっても中々話をする機会が無かったとか。

更に女性と違って検診が無いため発見が遅れたり、周囲に同じ病気の人がおらず孤立したりする例も目立つなど、病気について多くの人に知ってもらいたいと、患者会は昨秋からホームページを開設するなどして情報発信を積極的に進めている。


◆東京新聞の記事には、

治療は基本的に女性と同じだ。疑いがあれば、超音波検査やマンモグラフィーで腫瘍の有無を調べ、可能なら手術で切り取る。術後は抗癌剤やホルモン治療で再発を防ぐ。ただ、胸に膨らみが無い分、癌が皮膚や乳頭に浸潤しやすく、女性よりリンパ節や肺などへの転移が早く生じるとされ、早期発見出来るかが予後に大きく関わる。

大事なのは、自身の発症リスクを把握すること。第一歩は、血縁に乳癌になった人がいるかの確認だ。岩田さん(愛知県がんセンター病院の副院長で乳腺科部長)によると、男性の乳癌は遺伝の要因が女性の場合より強く、血縁に患者がいることが多い。母親や姉妹、祖母、従兄弟/姉妹が発症しているなら注意が必要。入浴時などに胸を触り、しこりの有無などを確認したい。数十万円という費用がネックだが、遺伝子検査を受けるのも手だ。

とあった。


◆患者会がWebサイトの作成や交流会で情報発信

癌に関する情報を発信する認定NPO法人キャンサーネットジャパン(http://www.cancernet.jp/)は平成30年1月、患者会「メンズBC(breast cancer)」を結成し、これまでに交流会を3ヶ月に1度の割合で7回開催した。

昨年10月に作ったWebサイト(https://mens-bc.amebaownd.com/)では、患者の体験談も紹介している。

★メンズBCの使命

・男性乳癌の存在を一人でも多くの方に知っていただくこと
・男性乳癌患者さんに正しい情報を届けること
・男性乳癌患者さん同士の横の繋がり、医療者との縦の繋がりを構築し、孤独に向き合いがちな男性乳癌患者さんの治療生活に光を当てること

★メンズBCの夢

・男性乳癌になっても、生き生きと暮らせる社会を実現しよう!

藤田菜七子騎手 祝う 見習い卒業

中央と地方交流通算99勝を挙げてから、見習い騎手卒業の101勝目まで、実に早かった?

100勝目は、昨年12月15日の中京競馬場6R(2歳未勝利、芝1400m)、シーシーサザン(牝2歳)
101勝目は、1月11日の中山競馬場6R(4歳上1勝クラス、ダート1800m)、エンドーツダ(牝4歳)

そして、

102勝目は、1月12日の中山競馬場5R、ピーエムピンコ(牝3歳)
 <中央92勝、JRA所属馬での地方交流レース10勝>

だけど、

1月13日の中山競馬場11R・フェアリーステークス(G3、芝1600m)で、ニシノステラ(牝3歳)に騎乗して最下位の惨敗
 <中山の外枠は誰が騎乗しても難しいという事らしいが・・・>


◆見習い騎手の負担重量(斤量)減量特典

藤田騎手の「2キロ減になりますが、変わらず乗せていただけるようにしっかり頑張りたい」との言葉通り、次週からは見習い騎手の減量特典が無くなり、女性騎手限定の2キロ減の特典だけが残る。

JRAでは騎手免許を受けて5年未満、勝利数100勝以下の見習い騎手が一般レースに騎乗する場合、減量を適用し、騎乗機会が増えることを目指していたが、昨年3月、「菜七子ルール」と揶揄される程のルール改定を行った。

菜七子ルールと揶揄される減量特典改革?
旧ルール(男女共通)   新ルール(女性限定)
0~30勝 -3kg   0~30勝 -4kg
31~50勝 -2kg   31~50勝 -3kg
51~100勝 -1kg   51~100勝 -3kg
101勝以上 減量無し   101勝以上 -2kg
6年目以上 減量無し   6年目以上 -2kg


◆2kg減=2400mで3馬身差(計算上)という意見も

「重賞、ハンデキャップ競走では減量特典は適用されない」らしいが、平場のレースでは藤田菜七子騎手の活躍の場が増えるに違いない。

だが、若手の男性騎手が勝利をもぎ取るのに苦しんでいる現状を考えれば、新ルール改定に「依怙贔屓し過ぎ」という声が出てもおかしくは無い程?

実際、この101勝を境に成績が大きく下降する若手の男性騎手も少なくないと言われている。

★世に煩く言われる、「男女平等」とか「働き方改革」とかは金儲けの前では、霞みの如し?

富士ソフトが開発販売している葉書作成ソフト「筆ぐるめ」、良いかもしれない。令和二年からは、この葉書作成ソフトを使ってみようかなと思っている。

以前は「筆自慢」を使用していたのだが如何せん、製品を更新しなくなってしまった。それ以降「筆まめ」に乗り換えたのだが、これも如何せんソースネクストに買収されてから、非常に使い難くなってしまった。

筆まめのダメ駄目なところは、操作ガイドを薄っぺらにした挙句、必読の肝心な箇所はオンライン。だたの年賀状ソフトに成り下がってる。極め付けは、ユーザ登録葉書を廃止(切手代はユーザ持ちだった)して、インターネットによるライセンス認証(マイページ登録、然もソースネクストアカウントの作成を強制される)をしないとソフトさえ起動しなくなった事だ。 例えソフトが起動したとしても、インターネットに繋げなければ、出来の悪い年賀状作成ソフトにしか成り得ない。

「筆ぐるめVer.27」は良いよ~。

インストール後、筆ぐるめ27の起動を選択することが出来る。勿論、インターネットに接続してユーザ登録することも選べる。

操作ガイド(説明書)は分かり辛い部分も有るけど、基本的には網羅しているよね。宛名面や裏書(デザイン面)の作り方は言うに及ばず、住所録、往復葉書の作り方、名刺、タックシール、封筒への印刷など、一通り説明してあるから。

冊子が手元にあると言うのは、非常に心強いものが在るよね。

★富士ソフトがいつ心変わりするか分からないけど、それまでは、「筆ぐるめ」を使うに越したことはない!

今朝の一般紙によると、

女性騎手として人気を誇るJRA(日本中央競馬会)所属の藤田菜七子騎手(22歳)が8日、千葉県の中山競馬場で行われたカペラステークス(ダート1200メートル、G3)で単勝2番人気のコパノキッキングに騎乗して優勝し、日本人女性騎手として初めて中央競馬の重賞制覇を成し遂げた。デビュー4年目で、23度目の挑戦だった。

らしい。

好スタート後、先行馬を視界に捉える絶好の位置取りでレースを進め、最後の直線で外に持ち出すと力強く追い上げ、先頭でゴールを駆け抜けた(タイム1分9秒3)とか。

日本人女性騎手として中央重賞制覇は史上初らしいが、外国人女性騎手ではロシェル・ロケット騎手(ニュージーランド)が2002年の中山大障害(J・GI)で既に勝利を飾っていたようだ、惜しいなぁ~。

★スポーツ紙では、

藤田騎手はコパノキッキングにJRA・G1初騎乗となったフェブラリーSの5着から6戦続けて騎乗。10月の東京盃(大井競馬場、統一G2)では女性騎手初の統一ダート重賞制覇を飾っていた。JRA重賞は22回騎乗して、今年7月の七夕賞(ゴールドサーベラス)の4着が最高着順だった。

今年のJRA42勝目で通算89勝目。地方交流競走(10勝)を含め通算99勝目とし、通算100勝にあと1勝と迫った。

だそうな。


◆だけどね、今後の藤田菜七子、今以上のパワーアップが必要になるのかも

今までは平場での減量の恩恵が有ったが、それが無くなる勝利数(101勝)まであと2勝。101勝到達後は、女性騎手の減量特典による2キロ減での騎乗となるらしい。

藤田菜七子騎手と牝馬(女傑?)の女性コンビで、史上初のG1制覇に向けて、頑張って欲しいものだ。(福島競馬場でも勝ってくれ~)

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