日本経済新聞は中小のFX業者を淘汰すべしとでも思っているのか、4月3日付「トルコリラ急落、国内FXに余波 高利息払えない業者も」の記事で、
トルコリラの急落が外国為替証拠金(FX)取引を手がける個人投資家に影響を広げている。3月下旬にリラをやり取りする翌日物スワップ取引金利が年1千%以上に急上昇したことがきっかけだ。本来なら高金利のリラを買えば高い利息を得られるはずだが、経営体力の違いから業者の払う利息に2倍超の差が出ている。投資家による業者の選別が進みそうだ。
と書いた(有料版なので中身は??)。
年利1000%とかスワップ支払の差額が2倍超とか、これから新規で始めるならいざ知らず、大体そんなもんで個人投資家が業者を乗り換えるとでも?
いや、スワップ狙いの耐え忍ぶ長期保有投資家なら、在り得るかも。<今までに、かなりの資金を飛ばしてる筈だよね、多分>
★3月のトルコリラ円のスワップ金額を、大手のFX業者で見てみれば、
2月28日 | 3月1日 | 3月4日 | 3月5日 | 3月6日 | 3月7日 |
100円 | 100円 | 105円 | 110円 | 330円 | 105円 |
3月8日 | 3月11日 | 3月12日 | 3月13日 | 3月14日 | 3月15日 |
100円 | 100円 | 100円 | 285円 | 95円 | 95円 |
3月18日 | 3月19日 | 3月20日 | 3月21日 | 3月22日 | 3月25日 |
180円 | 270円 | 0円 | 90円 | 90円 | 90円 |
3月26日 | 3月27日 | 3月28日 | 3月29日 | 4月1日 | 4月2日 |
95円 | 315円 | 100円 | 105円 | 110円 | 105円 |
・第一位 3/6 330円
・第二位 3/27 315円
・第三位 3/13 285円
・最下位 3/20 0円
・最頻出額 100円6回
何だ、1000%の翌日物スワップ取引金利なんて言ってるけど、関係ねぇじゃん。最高額の330円は3月6日。経営体力の違い、何処に出てんの?
若しかすると、大手は通常も高利息で、中小は通常でも無理してるって事? だったら、投資家の業者選別なんて、とっくに終わってんじゃないの?
★そもそも、高金利通貨は通常でも非常に危ない。
以前、そんな事を「高金利通貨を是非とも買わせたい? FX業者の思惑」で書いた。
それと、良いFX業者についても。
「配信スプレッドの良し悪しだけで、FX業者は語れないが」
「トレーダーの損失=FX業者の売上げ(儲け・利益)=悪徳業者は本当?」