高金利通貨がスワップバブルに沸いたと言われて思い出すのは、アイスランド・クローナ。
日本人には馴染みが薄かったというか、そもそも殆どのFX業者が取り扱っていなかったので、大多数の日本人はリーマンショック時に大打撃を被らずに済んだ通貨だったはず。
最も、その頃のFXトレーダーに好まれていた高金利通貨は、豪ドルやNZドル、そして日本よりも高金利な米ドルなどで、結構な人達の資金が吹っ飛んでいたような気もする。
またまた、カリスマトレーダー(坂井秀人さん)のツイートを見つけた。「高金利通貨を対円で買わせたり」「アフィリエイトで買いを煽っている」業者は詐欺だ・悪徳だという呟き。
スワップ狙いの高金利通貨は通常長期保有が基本で、中短期の売買には不向き。途中ある程度の評価損はじっと我慢? なので資金に余裕がないと、想定を超えた値幅の上下動でロスカットの憂き目に。
今どきの高金利通貨と言ったら、「トルコリラ」や「メキシコペソ」、「ブラジルレアル」そして「南アフリカランド」辺りかな? そこでどのくらい危険性があるのか、データを視覚化してみた。
◆トルコリラは正しく危険な通貨? 途中、円安も混じるが7年間でほぼ半値、資金を飛ばすことはほぼ確実。
2010年~2016年の7年間で一時期を除き円高
2015年~2016年の2年間を通してほぼ円高
◆メキシコペソはトレンドを把握できないと危険な通貨? 資金を飛ばす可能性と大儲けの可能性。
2010年~2016年の7年間で2回の円高と円安
2015年~2016年の2年間を通して円高
◆ブラジルレアルは結果的に円高傾向で損失の可能性?
2010年~2016年の7年間を通してほぼ円高、円安期間が短い
2015年~2016年の2年間で前半は円高、後半の4分の3は円安
◆南アフリカランドは円高傾向で損失の可能性大?
2010年~2016年の7年間を通してほぼ円高、短期間円安
2015年~2016年の2年間でほぼ円高、昨年後半より円安