2018年10月アーカイブ

未だ未だ現役バリバリの Windows XP や Windows Vista なのに、有ろう事か2018年10月からインターネット接続に不具合が生じるようになった。セキュリティ強化の為らしいが、何となく釈然としないし、老朽パソコンの自害を強要されたような感じがする。

例えば、ヤフー検索やウィキペディア日本語版にアクセスすると、「Internet Explorer ではこのページは表示できません」と表示されてしまう。

他の主だったサイトにアクセスしても、「HTTP 403 アクセス不可 Web サイトによってこのページの表示を拒否されました」と表示される始末。

本当にセキュリティの為なのか! パソコンの買い替え誘導なのではないかと、勘繰りたくなる。結託したのかな?


◆セキュリティ強化の概要

今月中程からセキュリティの意識高い系のWebサイトでは、インターネット通信暗号化方式の「TLS1.0」や「TLS1.1」のサポートを終了し、「TLS1.2」のサポートのみにしたらしい。

TLSは、Webサイトとそれにアクセス(閲覧)する機器間の通信を暗号化することにより、第三者による通信の盗聴や改竄を防ぐための仕組みで、「TLS1.2」は「TLS1.0」や「TLS1.1」に比べてより強固な仕組みを備えているとか。

なので古いパソコンやスマートフォン、タブレット、ゲーム機などからは、上述のWebサイトにアクセス出来なくなったようだ。

今後も安全にインターネットを利用するためには、「TLS1.0」と「TLS1.1」を無効化し、「TLS1.2」を有効にする必要があるんだそうだ。

○買い替えが必要なパソコン(ブラウザーは最新版が推奨されている)

 ・Windows XP/Windows Vista/Windows 8、・MacOS X 10.8以前

○スマートフォンやタブレットの買い替えは?

 ・Android 5、・iOS 9 以降のOSが推奨されているらしい(ブラウザーは最新版が推奨されている)

◎兎にも角にも、TLS1.2に対応したパソコンや端末が必須のようだ。


◆文書作成や表計算などでは今でも現役のXPパソコン。だけど、Webサイト接続がほぼ死んだ。その内、メール接続もご臨終となるのであろう。

非常に残念! XPパソコンは動作も軽いし、固まって動作しなくなる事も殆ど無かった。セキュリティ強化に名を借りた、馬鹿は金を浪費しろ張りの一大キャンペーンで無い事だけは祈りたい。


◆追記、お浚い トランスポート層セキュリティとは

トランスポート層セキュリティ(Transport Layer Security、TLS)は、インターネット上で通信を暗号化し、第三者による通信内容の盗み見や改竄を防ぐ通信手順(プロトコル)の一つ。

TLSはSSL(Secure Sockets Layer)サーバー証明書による通信相手の認証、端末側の公開鍵とサーバー側の秘密鍵による通信の暗号化、ハッシュ関数による改竄検知などの機能を提供する。

SSL3.0をベースに作られているため、より安全性の高い後継プロトコルとされ、HTTPプロトコルと組み合わせることでWebサイトで個人情報や決済情報などの送受信を安全に行う手段として広く普及している。

安達太良登山好日、紅葉終盤迎えたか

今日は風も穏やかで遠くまで見渡せる程に、快晴に恵まれた。これが秋の空?と思わせる雲がぽっかりと浮かび、安達太良山に登るには絶好の登山日和。

今年も残念ながら、安達太良山の紅葉は見頃を終えたようだ。台風に阻まれるな~。

そよ風には肌寒さを感じたが、陽射しが暖かく、ロープウェイ山頂での日向ぼっこだけでも十分に楽しめたかも。

・ロープウェイからの眺め

adatarasan01_up.jpg

adatarasan02_up.jpg

adatarasan03_up.jpg

adatarasan04_up.jpg


・登山道脇の紅葉

adatarasan05_up.jpg

adatarasan06_up.jpg

adatarasan07_up.jpg


・薬師岳展望台からの眺め

adatarasan09_up.jpg

adatarasan10_up.jpg

adatarasan11_up.jpg


・ロープウェイ乗り場からの眺め

adatarasan13_up.jpg

adatarasan14_up.jpg

最も流動性が高い金融市場の雄、米国10年債が重要なポイントを上抜けたとか戻したとか、2011年7月以来の高い水準となる3.23%を突破したとか、先週至る所で大騒ぎとなった。

先々週の10/4にはNY市場が、「ドル安・株安・債券安」のトリプル安だぁ~、と驚いたばかりなのに。

★NYダウと米国債利回り(2年、10年、30年)の終値お浚い

10/4  26627.48 2.868% 3.183% 3.343%
10/5  26447.05 2.885% 3.231% 3.403%

10/9  26430.57 2.885% 3.203% 3.365%
10/10 25598.74 2.846% 3.174% 3.362%
10/11 25052.83 2.848% 3.148% 3.319%
10/12 25339.99 2.855% 3.163% 3.336%

○パウエルFRB議長がイベントの講演で、・インフレ抑制を確実にするために漸進的な利上げ実施、・中立金利には程遠い、・FRBは中立金利を超える可能性と述べたことも、市場関係者を困惑させたとかさせなかったとか...。

○あとは、中国が米国債を売り浴びせたことで利回りが急上昇、という噂もチラホラ。

取り敢えず12日の米国債券相場、表面利率が2.875%の10年物国債利回りは3.16%で終えたんだから、これからも売られる可能性大って事だよね? 持ってても米国債の価値は目減りするばかり。


◆新・旧債券王が警告、米国債3.25%はルビコン川

新債券王ジェフリー・ガントラック氏:最後の壁が米30年債だった。しかし、これも数年単位の話で上抜け、暫くの間大きな利回り上昇となるだろうと警告。

旧債券王ビル・グロース氏:欧州や日本の米国債投資家が、ヘッジコスト変動のため手を出せなくなっていると警告(為替ヘッジのクロスカレンシースワップ取引での金利差=スプレッド拡大に関して)。


◆10月は歴史的な大暴落が起きている事に要注意

 ・1929年10月28日:暗黒の木曜日 ( 41ドル下落 -13.4%)
 ・1987年10月19日:ブラックマンデー (508ドル下落 -22.6%)

それでも、大金を相場に突っ込む猛者(大馬鹿者?)は、きっと居るに違いない。

昨夜12日のNYダウは287ドル高と4日ぶりに反発したが、週間では1107ドルの下落。10/8の26486.78ドルから10/11の25052.83ドルまで、1430ドル余り急落した格好だ。

株価の下落局面で底打ちしたのか? 投資家の心理は未だ未だ疑心暗鬼から抜け出せず、相場に警戒感が漂うのではないだろうか。

★教科書的には、トランプ大統領は正しい

教科書的に言えば中央銀行は、不景気になれば金利を下げて景気を刺激し、好景気になれば金利を上げてインフレ抑制へと舵を切る。市場関係者の本音は、トランプ相場でNY株式市場は活況を呈し経済指標も概ね良好を維持している、と言うものではなかったか。

トランプ米大統領はFRB(米連邦準備制度理事会)に関し、米国株急落について記者団の質問を受け、「FRBは間違っている。締め過ぎている。FRBはクレージーだ。株価急落は我々が長く待ち構えていたところだが、FRBのやり方には賛成できない」と語ったとか。

また、10/9には、

「FRBはやるべきことをやっている。しかし、私は気に入らない。これだけは言っておく。インフレは抑制されている。利上げをそれほど急ぐ必要はない。経済指標は記録的に良い数字なので、水を差したくない。我々は金融を正常化させているが、借金も返済せねばならない」

「この件について、パウエルFRB議長と話していない。私は関与しない」

と語っていたらしい。

★トランプ氏にしてみれば、株価を経済政策の通信簿と位置付け、株価が上がったときには自らの功績として自画自賛してきたのだから、当然と言えば当然だが。米国中間選挙に黄信号が点滅し始めたかも...。


◆日本は揃いも揃って、愚図ばかりか

日本に目を転じてみれば、一喜一憂しないとかコメントしないとかの愚図な言い訳さえもしなくなった気がする。GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の年金原資、巨額の損失が発生していないことを祈るばかりだ。

★安倍君は、手柄自慢だけは朝飯前だからなぁ~。

安倍首相は日経平均株価をアベノミクスの手柄(=通信簿)と位置付け、株価が上がった時には自らの功績として自画自賛してきたが、株価急落に関しては「臭い物には蓋」よろしく、一切無視を決め込んだままだ。

○安倍晋三政権はほぼ全ての国内問題についても、同様の傍若無人な態度を取り続けている=無責任。

10/5の日経平均株価の終値は23783.72円、10/9は23469.39円、10/11は22590.86円、10/12は22694.66円で、週間では1089円の下落。

因みに、10/12のドル円は112.2円前後と、円高ドル安傾向だった。

★日本人投資家も、未だ未だ相場に対する警戒感が燻るのではないかな~、円安に傾かないし。

だけど、逆張り大好きトレーダーも多いから、資金飛ばさないと良いけど。

昨年までの10月のドル円相場は7年連続のドル高、10~12月期の四半期ベースでも6年連続の円安。だから今年の10月もドル高円安で決まりって、本当にそうなのかな?

9月28日にチャート上の節目を突破したらしく、教科書通り円売りに乗り遅れるな~って注目を集めたらしい。月末や四半期末、年末に向けての実需のドル買いだとか、一部の国の財政悪化によるユーロ安だからとか、色々な指摘がなされてる様だったけどね。

ただ、9月26日のFOMC(米連邦公開市場委員会)では2020年に利上げ終了を打ち出したという事で、米長期金利の低下とドル安の結果を招いた事も事実。

・特段の理由も無く、円安や円高にぶれるんじゃないのかな(ボラティリティーが高いのは美味しい)?


◆日本経済新聞の記事には高値警戒感も

速いペースで進む円売りに外国為替市場では警戒が高まりつつある。2017年11月につけた1ドル114円台後半まで円安が進めば、円買いが入りやすくなるとの予想も聞こえ始めた。円安ドル高を支えてきた原油高が一服すれば、円高転換へのきっかけとなりかねない。

とか

日経平均株価が27年ぶりの高値圏に入り急ピッチな上昇が漸く落ち着きつつある中、原油高に伴うコスト増が企業業績を下押しし、株価下落に繋がることへの警戒も浮上しつつある。

とか書かれていたけど、株価下落って円高要因だったよね?

・アノマリー通り10月はドル高円安になったとしても、米国の中間選挙は確か円高要因だった気が・・・

何とも座り心地の良くない、リスク警戒感の強い、円安傾向だなぁ~。

このアーカイブについて

このページには、2018年10月に書かれた記事が新しい順に公開されています。

前のアーカイブは2018年9月です。

次のアーカイブは2018年11月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

ウェブページ

お気に入りリンク

Powered by Movable Type 6.3.2