ソフトバンクG株に黄信号灯る? 信用上のリスク浮彫

今日10/3のソフトバンクG株は前日比2%安の4115円、ソフトバンク株は前日比0.37%安の1494.5円で終わったようだ。

2月に「自社株買い6000億円のソフトバンクG株、驚きのストップ高か蟻地獄への誘惑か?」の記事を書いてから早8ヶ月。ビジョンファンドも含めたソフトバンクグループ全体の信用は、未だ健全か?

今週初めにソフトバンクG株は、自社株買い発表以前の水準にまで落ち込んでいたが、今日また125円下げた。自社株買い効果が剥がれ落ちたら、後は下落するのみ。と当時既に警告されてはいたのだが。

★ここに来て、米ウィーワークの上場延期や中国アリババ株の下落など、保有資産の評価リスクが重く圧し掛かる。

更に5月の記事「米ウーバー株が激安、大株主のSBGも株価1万円割れで大慌て?」でも触れた、米ウーバーテクノロジーズ株が上場以来3割超の下落。


◆含み益はただの泡、含み損は崖っぷち

個人投資家に急騰・急落への打ち手は有るのか、変幻自在の株価に対応出来るのか?
プライベートバンカーを抱える超富裕層のみが、手を染める代物なんじゃないのか。

それでも、個人投資家は懲りないんだろうね。


◆追記:

Windows95の開発チームを率いた世界的エンジニアの(と称される)中島聡氏が、MAG2のメルマガで、孫正義さんのリスキーな投資姿勢について言及していた。

メルマガ「週刊 Life is beautiful」の『1兆以上の金が吹っ飛ぶ。WeWork投資で孫正義氏が見る「痛い目」』の記事(https://www.mag2.com/p/news/418929?utm_medium=email&utm_source=mag_W000000003_wed&utm_campaign=mag_9999_1009&trflg=1)で、中島氏はソフトバンクGのビジョンファンドによる投資手法が、如何に無謀なものかをとても分かり易く解説。

フィナンシャルタイムズ(Finantial Times)記事の紹介では、「ビジョンファンドは外部投資家に対しては年利7%の配当を約束した優先株を発行している為、現在は借金で配当を支払っているが、ソフトバンクのこの資金集めの方法はとてもリスキー。万が一投資がうまく行かないと、(ビジョンファンドの)普通株を持つソフトバンクばかりが損失を被ることになる」と、ドキッとする話も。

FTって親会社は何処? そう、日本経済新聞社だよね。

★世界一流の経済専門紙「FT」がソフトバンクの危険性を指摘しているというのに、日本二流の経済紙「日本経済新聞」がだんまりを決め込むって、如何いう事?

・日本経済新聞の読者に対する裏切り行為だよね!
・日本の経済紙なのに、日本の個人投資家やソフトバンクの利用者に対する背信行為じゃないの?

この記事について

このページは、烏柄杓が2019年10月 3日 16:16に書いた記事です。

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