13日夜のNY株式市場で、配車サービス最大手のウーバー・テクノロジーズ株が大幅に続落。一時13%安の36ドル割れ目前まで売り込まれ、終値は11%安の37.1ドルだったらしい。
IPO(新規株式公開)価格を20%近く下回る水準に落ち込んだので、SBGも気を揉んだに違いない。
案の定、今日の日本株市場では、ウーバーの筆頭株主であるSBG(ソフトバンクグループ)の株価が一時6.3%安の9900円目前まで続落。終値でも1万円の大台を割り込んだ。 そして何より、含み益の大幅減少がね・・・。
子会社のソフトバンク株は公開以来、一度も公開価格1500円を上回っていないが、ウーバーも負けてはいない。10日の取引初日から公開価格の45ドルを一度も上回っていない。(上場2日目だけどね)
ブルームバーグの記事ではアナリストが、ウーバー社株が危険水域に急速に接近している可能性を指摘していた。
★SBGはウーバーを始め、多数のユニコーン(未上場急成長企業)に出資しており、悪影響が及ぶのは避けられないだろう。本当に大丈夫なのか?
◆なぜウーバーに、投資家の買い意欲が乏しいのか
最大の要因は、巨額の累積赤字による黒字転換への道筋が不透明だから?
高い成長期待の一方で赤字体質への警戒から、公開価格は想定レンジの下限近くの1株あたり45ドルに決まった。ウーバーが4月下旬、上場申請書類で示した仮条件(44~50ドル)の下限に近い水準だった。
ただ、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルによると当初、ウーバーが転換社債保有者に提示していた予想レンジは48~55ドルだったとされる。
★孫正義氏率いるSBグループも、類は友を呼ぶとの言葉通り、永遠の赤字体質企業群なのかも・・・。
日本経済新聞:「米ウーバー低調な発進 終値も公開価格割れ」
ロイター:「米ウーバー、アマゾンの対極に位置する理由」
「上場控えたウーバー、法に挑むスタイルは変わらず」
「ソフトバンク孫社長、「株含み益」頼みの危うさ」
「ソフトバンク、ヤフー子会社化で操る 目くらまし術」