中央と地方交流通算99勝を挙げてから、見習い騎手卒業の101勝目まで、実に早かった?
100勝目は、昨年12月15日の中京競馬場6R(2歳未勝利、芝1400m)、シーシーサザン(牝2歳)
101勝目は、1月11日の中山競馬場6R(4歳上1勝クラス、ダート1800m)、エンドーツダ(牝4歳)
そして、
102勝目は、1月12日の中山競馬場5R、ピーエムピンコ(牝3歳)
<中央92勝、JRA所属馬での地方交流レース10勝>
だけど、
1月13日の中山競馬場11R・フェアリーステークス(G3、芝1600m)で、ニシノステラ(牝3歳)に騎乗して最下位の惨敗
<中山の外枠は誰が騎乗しても難しいという事らしいが・・・>
◆見習い騎手の負担重量(斤量)減量特典
藤田騎手の「2キロ減になりますが、変わらず乗せていただけるようにしっかり頑張りたい」との言葉通り、次週からは見習い騎手の減量特典が無くなり、女性騎手限定の2キロ減の特典だけが残る。
JRAでは騎手免許を受けて5年未満、勝利数100勝以下の見習い騎手が一般レースに騎乗する場合、減量を適用し、騎乗機会が増えることを目指していたが、昨年3月、「菜七子ルール」と揶揄される程のルール改定を行った。
旧ルール(男女共通) | 新ルール(女性限定) | |||
---|---|---|---|---|
0~30勝 | -3kg | 0~30勝 | -4kg | |
31~50勝 | -2kg | 31~50勝 | -3kg | |
51~100勝 | -1kg | 51~100勝 | -3kg | |
101勝以上 | 減量無し | 101勝以上 | -2kg | |
6年目以上 | 減量無し | 6年目以上 | -2kg |
◆2kg減=2400mで3馬身差(計算上)という意見も
「重賞、ハンデキャップ競走では減量特典は適用されない」らしいが、平場のレースでは藤田菜七子騎手の活躍の場が増えるに違いない。
だが、若手の男性騎手が勝利をもぎ取るのに苦しんでいる現状を考えれば、新ルール改定に「依怙贔屓し過ぎ」という声が出てもおかしくは無い程?
実際、この101勝を境に成績が大きく下降する若手の男性騎手も少なくないと言われている。
★世に煩く言われる、「男女平等」とか「働き方改革」とかは金儲けの前では、霞みの如し?