2019年3月アーカイブ

地元紙の「福島民報」が、現役唯一の女性騎手、藤田菜七子の2回目のG1挑戦について、

24日に中京競馬場で行われた高松宮記念(芝1200m)で、藤田菜七子騎手騎乗の10番人気スノードラゴンは17着だった。

★菜七子ドラゴン見せ場無く7着

2回目のG1騎乗となった藤田はスノードラゴンで見せ場を作れず17着。3コーナーで内でごちゃつき「あの不利が全て」と残念そうに振り返った。「この経験を活かして来週以降も頑張りたい」と前を向いた。

と素気なく報じた。

なんだ、前回はスポーツ面と社会面を使って詳しく報じていたのに、今回は惨敗だからって手の平を返したような呆気ない記事だな。

福島県に縁が深いと勝手に決めて、藤田菜七子騎手を応援する事にしたんだから、もっと総字数の多い記事を書いて欲しいもんだがなぁ~。

○そうは言っても彼女、アイドルジョッキー扱いされるのは嫌らしいから、記事も淡々とこんなもんか?

2月27日、ゴールドマン・サックス・グループの欧州金利市場戦略責任者を務めるベルンハルト・ジメルカ氏は、 「次回の不況で主に圧力がかかる相場はドル円だと強く思う」 「リーマンショック後に起きた展開を考慮すれば、次は円が過去最高値を更新する」 とシドニーの会議で語ったと、先月ブルームバーグ日本版が報じていた。

前回の「リーマン・ショック」後、米当局がFF政策金利を引き下げるQE(量的緩和)を導入すると円は大きく上昇し、2011年10月には戦後最高値となる1ドル75円35銭を付けた。

同氏は「米当局が利下げしQEをちらつかせるようになれば、日本の金融システムには人々が認識しているよりずっと多くのマイナス面と資金面でのストレスが生じるだろう」とし、「1ドル60円まで行く」と予想。


◆QEの実施状況

・米国は2014年10月にQEを終了し、2015年12月からは利上げを開始。更にバランスシートの縮小に足を踏み込んだ。
・EUは昨年末にQE終了を決定。
・日本は形振り構わず頑なに異次元QEを堅持=輪転機を大回転させ円札を大増刷=膨大な通貨発行量。

通貨発行量からすれば、為替相場には相当量の円安圧力が掛かっているはずなのだが、思いの外(何故か)円安には振れていない。


◆邦銀の海外融資に対するドル資産リスク

一部の邦銀は国内の低リターンに強いられて、海外債券を大量に保有している。 モーニングスターのアナリスト、マイケル・マクダッド氏が纏めたデータによると、ゆうちょ銀行や農林中金が、そのような資産を数千億ドル相当抱えている。

日本の当局は自国の金融機関の資本水準は堅固だとしているが、ジメルカ氏の計算は危機時に円が急騰し海外資産の価値が下がれば、そうではなくなる可能性を示唆する。

★米国がQE4を行わざるを得ない状況に陥った(金融危機再来)時、超円高に振れるのかどうかは神のみぞ知る???


ブルームバーグ記事「ゴールドマンのストラテジスト、次の危機で1ドル=60円の円高を予想」
原題:Goldman Strategist Sees Yen Hitting 60 to Dollar Next Crisis

不見識で知らなかったんだけど、SBGにはソフトバンクグループジャパンという会社まで在ったんだね。

 ・ソフトバンクグループ(SBG)持ち株会社
    ↓子会社
 ・ソフトバンクグループジャパン(SBGJ)中間持ち株会社
    ↓子会社
 ・ソフトバンク(SB)国内通信会社

親会社-子会社-孫会社と連なる組織の中間持ち株会社らしい。持ち株会社という言葉は知ってたけど、中間持ち株会社までは知らなかったな、と言うか初めて。

SBG、かなり肥大化してるって事なのかな。

「ソフトバンクG 中間持ち株から配当2兆円 通信子会社上場で」なる日本経済新聞の記事によれば、

3月7日、SBGは中間持ち株会社SBGJ(ソフトバンクグループジャパン)の余剰金の配当を決定。8日、総額約2兆円にも及ぶ配当金を受け取った。 SBGJはグループ傘下の事業会社の株式を保有する中間持ち株会社で、昨年12月の国内通信子会社SB(ソフトバンク)のIPO(新規株式公開)を通じて調達した資金が原資。

子会社からの配当であるためSBGの連結業績には影響しないらしいが、態々手間暇をかけて無駄な時間を費やすとは、超巨大企業病に侵され始めたからか、投資会社に変貌したからなのか、それともそれが当たり前?


○気になるのは、3月5日付「ソフトバンクG、営業利益の4割は評価益」日本経済新聞の記事。

ソフトバンクグループ(SBG)の2018年4~12月期の純利益は1兆5383億円とトヨタ自動車を上回った。名実ともに日本を代表する企業となったが、消費者に馴染みのある国内通信子会社は上場し、世界の有望ハイテク企業を買い占める投資集団として姿を変えつつある。巨大企業集団の財務の特徴を図解する。

■営業利益の4割は「未実現」

SBGの18年4~12月期の連結営業利益は1兆8590億円。その源泉は「ソフ...

と言うことは、凡そ7440億円が未実現(含み益)利益な訳だ。手元に凡そ1兆1150億円の実益を計上出来ただけでも大したもんだとは思うが。

もし、リーマンショック級の大暴落が再来襲したら(その可能性は皆無ではないだろう)、SBGは果たして生き残れるのだろうか。

★含み損は損切りしなければ実損じゃないと強がるが、含み益も利確しなけりゃ、ただの泡。増えもするし減りもする。


◆追記:ブルームバーク日本語版「ソフトバンクG出資の英インプロバブル、損失が10倍超に拡大」2019年3月9日

ソフトバンクグループが出資する仮想現実(VR)の新興企業、英インプロバブル・ワールズの売上高は急減し、損失が膨らんだ。

ロンドンに拠点を置くインプロバブルが6日付で当局に届け出た文書によれば、2018年5月までの1年間の売上高は57万9859ポンド(約8400万円)と、前年の780万ポンドから大きく減少した。

税引き前の損失は5040万ポンドと、前年の490万ポンドの10倍以上に拡大。同社は前年に135人だった従業員を222人に増やし、人件費は2倍以上に跳ね上がった。

悪い方ばかりを目が彷徨う?

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