不見識で知らなかったんだけど、SBGにはソフトバンクグループジャパンという会社まで在ったんだね。
・ソフトバンクグループ(SBG)持ち株会社
↓子会社
・ソフトバンクグループジャパン(SBGJ)中間持ち株会社
↓子会社
・ソフトバンク(SB)国内通信会社
親会社-子会社-孫会社と連なる組織の中間持ち株会社らしい。持ち株会社という言葉は知ってたけど、中間持ち株会社までは知らなかったな、と言うか初めて。
SBG、かなり肥大化してるって事なのかな。
「ソフトバンクG 中間持ち株から配当2兆円 通信子会社上場で」なる日本経済新聞の記事によれば、
3月7日、SBGは中間持ち株会社SBGJ(ソフトバンクグループジャパン)の余剰金の配当を決定。8日、総額約2兆円にも及ぶ配当金を受け取った。 SBGJはグループ傘下の事業会社の株式を保有する中間持ち株会社で、昨年12月の国内通信子会社SB(ソフトバンク)のIPO(新規株式公開)を通じて調達した資金が原資。
子会社からの配当であるためSBGの連結業績には影響しないらしいが、態々手間暇をかけて無駄な時間を費やすとは、超巨大企業病に侵され始めたからか、投資会社に変貌したからなのか、それともそれが当たり前?
○気になるのは、3月5日付「ソフトバンクG、営業利益の4割は評価益」日本経済新聞の記事。
ソフトバンクグループ(SBG)の2018年4~12月期の純利益は1兆5383億円とトヨタ自動車を上回った。名実ともに日本を代表する企業となったが、消費者に馴染みのある国内通信子会社は上場し、世界の有望ハイテク企業を買い占める投資集団として姿を変えつつある。巨大企業集団の財務の特徴を図解する。
■営業利益の4割は「未実現」
SBGの18年4~12月期の連結営業利益は1兆8590億円。その源泉は「ソフ...
と言うことは、凡そ7440億円が未実現(含み益)利益な訳だ。手元に凡そ1兆1150億円の実益を計上出来ただけでも大したもんだとは思うが。
もし、リーマンショック級の大暴落が再来襲したら(その可能性は皆無ではないだろう)、SBGは果たして生き残れるのだろうか。
★含み損は損切りしなければ実損じゃないと強がるが、含み益も利確しなけりゃ、ただの泡。増えもするし減りもする。
◆追記:ブルームバーク日本語版「ソフトバンクG出資の英インプロバブル、損失が10倍超に拡大」2019年3月9日
ソフトバンクグループが出資する仮想現実(VR)の新興企業、英インプロバブル・ワールズの売上高は急減し、損失が膨らんだ。
ロンドンに拠点を置くインプロバブルが6日付で当局に届け出た文書によれば、2018年5月までの1年間の売上高は57万9859ポンド(約8400万円)と、前年の780万ポンドから大きく減少した。
税引き前の損失は5040万ポンドと、前年の490万ポンドの10倍以上に拡大。同社は前年に135人だった従業員を222人に増やし、人件費は2倍以上に跳ね上がった。
悪い方ばかりを目が彷徨う?