昨日1/9は日経平均が高値で寄り付き、為替も若干円安に振れていたので、年初来からの円安株高傾向が継続するかと思いきや、行き成りの円全面高!
何で~と思いながら前夜のNYダウを確認するも、約13ドル安の終値。S&P500やナスダックはプラスの高値圏。北朝鮮情勢も安定してるし、中東も小康状態。
円全面高になる要因が見当たらないと思っていたら、どうも日銀の動きに動意づいただけらしい。
日銀が公開市場操作=買い入れオペで、超長期債対象の予定額を前回から減らした事により、長期金利が上昇、為替相場は円全面高となったようだ。
その後も日銀オペ減額による影響で、長期金利上昇による円買いが継続(ドル円・クロス円の売り)。200円超高値で寄り付いた日経平均は、約90円高まで上げ幅を縮小。
ドル円は、 113円10銭台から112円50銭台へ。
ユーロ円は、135円40銭台から134円60銭台へ。
ポンド円は、153円40銭台から152円70銭台へ。
豪ドル円は、 88円80銭台から 88円40銭台へ。(1/9午前10時頃~午後1時頃にかけて)
利上げをしても低迷が続く? 米10年債利回りがドル売りを誘っていた感はあるが、NY時間に移っても、日銀の超長期債オペ減額を材料視した円買い圧力が継続。ドル円は更に下落した模様。
日銀の超長期債オペ減額が、日銀は緩和解除へ動くのではないかとの憶測を呼び、米10年債利回りを2.4%台から2.5%台まで押し上げる結果に繋がったとか。
◆日銀が緩和政策を後退させるとの観測が増えたら?
日銀が緩和解除へ向かうとの思惑を持つ市場参加者が増え続けると、株式市場や為替市場、債券市場はどうなるのか。
考えるまでもない? 大暴落? 阿鼻叫喚? それとも各市場で高値更新が続く?
○これで日銀は1ミリたりとも、出口戦略には向かえない。という事がはっきりしたね。「円安」「株高」「債券高」を演出してきた「官製相場」が砂上の楼閣だったと馬脚を現したんだから。