日本経済新聞の編集委員が有料記事で、株価の高値波乱の後で試されるのは、経済と企業の基礎的な体力だと書いていた。とりわけ日本で注目されるのは、「企業に積み上がった200兆円余りの資金が何に使われるかだ」ってさ、笑っちゃうよね。
そして、「アベノミクス相場が熱気を帯びていた2013年5月23日、日本株は1000円を超える下げを演じた。先週の日本株の乱高下はその5.23ショックを想起させる」そうな。
本当にそうなのか?
日本経済新聞の無料の別記事「東証後場寄り 高値圏で推移 日銀ETF買いの思惑が支え」によると、
14日後場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は今日の高値圏で推移している。前日比110円程度高い2万2400円台後半で推移している。午後から日銀の上場投資信託(ETF)の買いが入っているとの観測が出て手掛かりとなっている。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は再び上昇に転じている。午前にTOPIXは前日比0.14%下落した。過去の経緯から日銀は午後にETFの買いを入れるとの見方が根強い。
とあった。
◆格言通り、官製相場に売り無しか?
なんだ、日本株の高値推移は黒田日銀の強引な政策の結果じゃん。企業の出来不出来なんて、殆ど無関係と言ったって良いのかも。東芝を始めとして、日産然り、神戸製鋼然り、倒産したタカタ然り。
山盛りの愚図企業、よく連鎖倒産が起きないものだ(嵐の前の静けさ?)と思う。
結局、日銀のETF買い入れがあるから、利鞘稼ぎの海外ヘッジファンドを肥え太らせ、株価が吊り上がっているだけだよね。
ちょっと前までは、官製相場に加えて「選挙相場」も日経平均を押し上げていたようだし・・・。
だけど、何処まで続く官製相場。日銀のETF買い増しだけで、いつまでも株高を維持出来る訳じゃない。
相場暴落の前には必ずと言って良いほど、相場急騰・暴騰の宴に踊らされていたような・・・。
9月初旬の19270円余りから11月初旬の23400円弱まで、急騰・暴騰と捉えるのかどうか。相場反転は未だ未だ遠い、と捉えるのかどうか?
・官製相場に売り無しで、高値掴みの憂き目に遭うのかどうか、そこが問題だね。