更年期障害や癌予防に役立つエクオールの体内生産者割合低下、食生活の改善が大切

大豆に含まれる大豆イソフラボンの一つ「ダイゼイン」という物質が、特定の腸内細菌によって変換されてできる「エクオール」は、更年期症状だけでなく、骨粗鬆症や動脈硬化の改善、乳癌や前立腺癌の予防などにも有効とされている。

特定の腸内細菌を持ち、摂取した大豆(イソフラボン)から体内でエクオールを作れる「生産者」の割合は、日本人で約半数と言われてきたが、最近の調査で大幅に減少していることが分かってきたそうだ。

・特に10代20代の若い世代で、低下が著しいようだ。


◆1~2日で体外に排出される大豆イソフラボン

大豆イソフラボンが女性ホルモンのエストロゲンと似た働きをすることは以前から知られていたが、食後1~2日で尿からその大豆イソフラボンが排泄されてしまうことはあまり知られていないのではないか。

エクオール効果を期待するには、その元となる大豆イソフラボンの必要量は、毎日、豆乳だとコップ1杯、納豆で1パック、豆腐では2/3丁程度だそうだ。

昔ながらの和食、麦飯や豆腐の味噌汁、晩酌には枝豆などを毎日取るなど、食生活の改善が欠かせない。また、腸内細菌の餌となる食物繊維も十分取ることが必要だ。


・「大豆食品を毎日食べる」「食物繊維で腸内環境を整える」ことがエクオールの生産に繋がるらしい。

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このページは、烏柄杓が2017年7月31日 09:02に書いた記事です。

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