今年も沖縄県は、日米戦争末期に本土防衛と称する沖縄決戦で亡くなった24万人とも言われる戦死者を偲ぶ「慰霊の日」を迎えた。
72年前の6月23日、旧日本軍は沖縄での組織的戦闘を終えたとされている。
その後、沖縄は1972年に日本本土へ復帰するまで米軍の占領下におかれ、米軍基地が次々と建設された。現在も約70%の在日米軍専用施設が沖縄県に集中している。
◆日本政府は、今も次々と米軍専用施設を建設中だ
東京新聞によると、6月15日、沖縄平和運動センターの山城博治議長がジュネーブの国連人権理事会で演説をしたそうだ(国連人権理事会ではNGO(非政府組織)が意見表明できる)。
山城議長は、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設に伴う名護市辺野古での新基地建設などに対し抗議活動を続けている、市民運動のリーダー的な存在。米軍キャンプ・シュワブのゲート前にブロックを積み工事車両の進行を妨害した容疑などで逮捕され、公判中。
・山城議長の演説全文
私は沖縄における米軍基地による人権侵害に対し、平和的な抗議運動を行っている山城博治です。
日米両政府は沖縄の人々の強い反対にもかかわらず、新たな軍事基地を沖縄に建設しようとしています。
市民は沖縄の軍事化に反対して毎日抗議活動を行っています。日本政府はその市民を弾圧し、暴力的に排除するために大規模な警察力を沖縄に派遣しました。
私は抗議活動の最中、微罪で逮捕され、その後、二回さかのぼって逮捕されました。勾留は5か月間にも及びました。
面談は弁護士以外との接見を一切禁じられ、家族とも会うことを許されませんでした。私は自供と抗議運動からの離脱を迫られました。
これらは当局による明らかな人権侵害です。
しかし私も、沖縄県民もこのような弾圧に屈しません。私は、日本政府が人権侵害をやめ、新しい軍事基地建設に反対する沖縄の人々の民意を尊重することを求めます。
◆日本本土の捨て石にされた沖縄は、72年経った今も日米同盟のための捨て石か
日本政府は沖縄県民に対して、よくもあんな「やくざな仕打ち」が出来るものだ。
不埒な輩、安倍晋三の名は、悪名として歴史に刻まれることになるだろう。