共同通信社が実施した全国電話世論調査によれば、安倍内閣の支持率は44.9%で、前回5月から10.5ポイント急落。不支持は8.8ポイント上昇して43.1%。
安倍晋三首相の友人が理事長を務める学校法人「加計学園」の獣医学部新設計画を巡り、行政が歪められたことは無いとする政府側の説明に「納得できない」としたのは73.8%に上った。
「共謀罪」の趣旨を盛り込んだ改正組織犯罪処罰法案で、与党が参院法務委員会の採決を省略したことについて67.7%が「良くなかった」と批判したようだ。
◆若年層は支持、高年層は不支持の傾向
・30代以下の若年層の支持率は52.0%で最も高く、60代以上の高年層では支持の40.3%を不支持の52.0%が上回った。
・女性の不支持が46.8%に達し、支持の39.7%を逆転した。
「衣食足りて礼節を知る」だが、若年層は未だ未だ明日をも知れぬ不運な境遇?
だが安倍首相の景気浮揚策は、日本の存立自体を危うくさせるペテン師の手法だ。3年後、5年後、果たしてその職に就いていられるだろうか。
「ほかに適当な人がいない」との理由で、46.1%もの人が安倍内閣を支持している。思い出すのは石原慎太郎元東京都知事のことだ。知事選直前に謝罪すると、「謝ったから許してあげるわ」と都民の声。人気回復して都知事3選を果たした。
これからも国民は大目に見てくれると、安倍君は思っているであろう。
◆数々の疑問残し国会閉会
・「共謀罪(改正組織犯罪処罰法)」の審議は、誰が処罰されるか曖昧なまま
・学校法人加計学園の獣医学部新設を巡り、文部科学省が「総理のご意向」文書を認めたのは会期末直前
・南スーダン大規模衝突に関する陸上自衛隊の「日報隠蔽」があったかどうかも分からぬまま
やはり、菅義偉官房長官や稲田朋美防衛相などは妖怪だったか?
◆安倍首相の魂胆は歴史に名を残す事
メディアは安倍内閣支持率急落とかなんとか囃し立てるが、安倍君にとっては蚊に刺されたほどのこともないだろう。これで安倍晋三の名を歴史に刻むことができたと、ほくそ笑んでいるに違いないのだから。
保守本流と勘違いしている奴等が、権力保持の為にアメリカに媚び諂った事ども。
・2013年12月、特定秘密保護法成立
・2014年07月、集団的自衛権行使容認を閣議決定
・2015年09月、安全保障関連法成立
・2017年06月、共謀罪法成立
専守防衛の自衛隊を人殺し集団に衣替えさせ、アメリカの露払いとして下働きさせる。
容疑者に容疑内容を示す必要もない秘密保護法を盾に、法の運用者が思うが儘に罪状を被せることができる共謀罪を駆使して、政府に楯突く不満分子や都合の悪い輩(政敵など当然)を一網打尽に出来る体制=仕組みを整えた。
自民党もお馬鹿な面々だけではない。5年や10年は惚けて大人しくしていることだろう。だがその先は?
30年後、50年後も、国民は安泰で暮らしていられるであろうか。
(武器輸出も解禁した)神をも恐れぬ不埒な所業、それは安倍晋三、お前だ!