米国株は高過ぎて恐ろしい=持続不可能な株価水準、FRB日銀ECBの超金融緩和で禍根?

4月21日、米ブルームバーグは、

 ・米国株式の時価総額が対GDP比率で2000年以来の高水準
 ・4月の早くにゴールドマン関連会社の非公開会議で発言

とポール・チューダー・ジョーンズ氏の警告を伝えている(https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-04-21/OOQM9A6JTSFE01)。

伝説的マクロトレーダーとして知られる同氏が、低金利時代が何年も続いたことで実体経済と金融投資が著しく乖離(以前の経済成長率にすら戻らないのに株価だけが最高値を更新)してしまったため、投資家(イエレン氏を含む?)に対して相場の急落に十分備えるよう注意喚起した格好だ。


◆米国の利上げを引き金に世界的な金融危機が誘発される?

資産の買い入れと低金利政策で散々資産バブルを煽ってきたFRBは、インフレ率の暴走を抑え込むため、年内にも低金利からの脱却と膨れ上がったバランスシートの縮小を着実なものにしたいはずだ(いつかはECBや日銀も)。

となれば世界経済は景気が減速した上に、資金が市場から引き揚げられることになるのは避けられない。

テキーラショックを周辺国に見舞ったメキシコ通貨危機を上げるまでもなく、最近の〇×△ショックは米国の金利引き上げに端を発していると言っても過言ではない。

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このページは、烏柄杓が2017年5月29日 00:11に書いた記事です。

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