北朝鮮に仇なすマレーシア、仲間割れか?

北朝鮮とマレーシアは互いを必要としあう仲間だったはずなのに、如何してこうも拗れてしまったのか。マレーシアの北朝鮮に対する振る舞いは、山分けの遺恨に対する仕返し、報復、はたまた復讐か?

マレーシアが公開した情報だけで、北朝鮮犯人説とするには疑問が残るのではないか。

マレーシア警察のカリド長官は今月10日、クアラルンプール国際空港で2月13日に殺害された男性が北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)委員長の異母兄、金正男(キム・ジョンナム)氏だと最終確認したと発表。同日の記者会見では「確認手段は話さない」と述べた。

これだけで日本のメディアは、親族のDNAサンプルと突き合わせて特定した可能性があるとし、警察が遺体を正男氏と最終確認すれば「死亡したのは別人」とする北朝鮮の主張は崩れると報じている。

カリド長官は確認した根拠さえ示さなかったのに、いや示せなかったのにと言うべきか。


仮に遺体が金正男氏だったとしても、医務室に居た間や救急車で運ばれていた間に、診察や治療と称して何処ぞの誰かに猛毒のVXを擦り込まれていたとしても、確認しようがない。


◆マレーシア警察、VX使用の証拠を国連に提出か

先月27日ライクロフト英国連大使は、ニューヨークの国連本部で記者団に「証拠が有るなら、化学兵器禁止機関(OPCW)と国連安保理に送るべきだ」と語り、マレーシアに証拠の提示を要請していた。

これに対し国営ベルナマ通信はマレーシア警察のカリド長官が先月28日、正男氏の遺体から猛毒の神経剤VXが検出されたことに関連し、マレーシア外務省の同意を条件に「国連と情報を共有する用意がある」と述べ、VX使用を示す証拠の提示に前向きな考えを明らかにしたと伝えていた。

マレーシアはVX使用の物証を国連に提出したのか、それとも外務省が同意などする訳がないと分かった上で用意があると述べたのか。


〇いずれにしてもマレーシア警察が明らかにした内容だけでは、北朝鮮の犯行と断じるには、相当な無理があるのではないか?

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このページは、烏柄杓が2017年3月13日 00:34に書いた記事です。

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