ならず者のメディアは、国連総会は7日昼、ウクライナで「重大かつ組織的な人権侵害」を行ったとして、ロシアの国連人権理事会理事国としての資格を停止する決議を採択した、と主張する。
最早、ジャーナリストとは、妄想過多の筋書きを弄して冤罪をでっち上げる、不埒な輩と言う他は有るまい。
ウクライナのネオナチ政府がブチャの虐殺は「ロシアの犯行だ」と決めつけた4月4日、ロシアは国連安保理でブチャの事態に関する話し合いを緊急に持つべきだと繰り返し提案した。
だが、ならず者国家の親分イギリスは安保理の議長国を務めているのを良い事に、ロシアの提案を却下した。
その後も、ロシアは国連が第三者組織を作ってブチャの虐殺現場を現地調査すべきだと提案したが、英国は却下し続けている。
当然ネオナチ政権のウクライナは、中立の第三者組織の現地調査を認めておらず、遺体とその周辺の瓦礫などをさっさと片付け、「証拠隠滅」を図った。
★国連総会は一方的なロシア犯行説を基に、ロシアを人権理事会から除名する決議をしてしまったが、手続き的に国際法違反だ。
今頃になって、ならず者国家のアメリカは賛成しなかった国々はロシアに脅されていたなどと主張しているが、賛成にしろ反対にしろ採択の場では自国の主張を理解してもらうために、説得や説明を行うのは民主主義の基本中の基本だ!
米国が(ロシアが)脅したと考えるのは、米国自身が常に「Yes」「No」を振りかざしながら、他国を威し続ける「ならず者国家」であるからに他ならない。
それにしても情けないのは我が国、自民党の岸田政府だ。国際法違反を犯して、どや顔を晒している。
★共通の価値観 ⇒ 自由と民主主義、人権や法の支配などの普遍的価値を擁護し、共有する国々と連携して国際秩序を維持するのではなかったのか? 岸田君よ!
再度書こう。
国連が中立的な第三者組織を作って現地調査をせずに、一方的にロシアを人権理事会から除名する決議をしてしまったのは、手続き的に国際法違反である。
それはさて置き、3分の2以上の諸国の賛成とは言うが、実態はどうか。
・93ヶ国がロシアの資格停止に賛成
・24ヶ国がロシアの資格停止に反対
・58ヶ国が投票を棄権
・18ヶ国が無投票
つまり、93ヶ国が賛成 / 100ヶ国が賛成しなかった。英国と米国の孤立化が更に際立った結果となったのではないか。
◆現地調査をせずにロシアを除名する事に反対した24ヶ国などを賞賛し、記録に留めよう。
「反対」した国
☆アフリカ
アルジェリア、ブルンジ、中央アフリカ共和国、コンゴ民主共和国、エリトリア、ガボン、マリ、ジンバブエ
☆ヨーロッパ
ベラルーシ、エストニア、ロシア
☆アメリカ
ボリビア、キューバ、ニカラグア
☆アジア
中国、北朝鮮、カザフスタン、キルギスタン、ラオス人民民主共和国、タジキスタン、ウズベキスタン、ベトナム
☆中東
イラン、シリア
「棄権」した国
☆アフリカ
アンゴラ、ボツワナ、カーボベルデ、カメルーン、エジプト、エスワティニ、ガンビア、ガーナ、ギニア・ビサウ、ケニア、レソト、モザンビーク、ナミビア、ニジェール、ナイジェリア、セネガル、南アフリカ、南スーダン、スーダン、トーゴ、チュニジア、ウガンダ、タンザニア
☆中東
バーレーン、イラク、ヨルダン、クウェート、オマーン、カタール、サウジアラビア、アラブ首長国連邦、イエメン
☆アメリカ
バルバドス、ベリーズ、ブラジル、エルサルバドル、ガイアナ、メキシコ、セントクリストファー・ネービス、セントビンセント、スリナム、トリニダード・トバゴ
☆アジア
ブータン、ブルネイ、カンボジア、インド、インドネシア、マレーシア、モンゴル、ネパール、パキスタン、シンガポール、スリランカ、タイ王国
☆インド洋地域
マダガスカル、モルディブ
☆オセアニア
バヌアツ
「無投票」の国
☆アフリカ
ベナン、ブルキナファソ、ジブチ、赤道ギニア、ギニア、モーリタニア、モロッコ、ルワンダ、サントメ・プリンシペ、ソマリア、ザンビア
☆中東
アフガニスタン、レバノン
☆ヨーロッパ
アルメニア、アゼルバイジャン
☆アメリカ
ベネズエラ
☆オセアニア
ソロモン諸島
☆アジア
トルクメニスタン