ファンドマネージャー不要、AIに任せて好成績を叩き出す?

最近、人工知能(AI技術)を利用した資産運用の儲け話が注目されるようになってきた。ロボットアドバイザーのサービス内容や特徴と魅力を徹底解説なんて、本当かよと思うようなWebページまで(実態なんて分からへんやろ?)。

確かに、ネット証券に留まらず大手証券会社までがロボアドバイザーを導入して、お勧めの投資信託やポートフォリオなどを提案してくれるようになったらしいけど、AIを使うと本当に投資信託やファンドなどが高収益になるのかは疑わしいかも。

ただ、米大手(投資)銀行が対象とする機械学習の統計的アービトラージ取引などはAI向きだとは思うけどね。

関連する記事が日本経済新聞にあった。

米ヘッジファンド、創業者引退続々 運用は勘からAIへ 2019/9/19 22:00

米ヘッジファンドの創業者が相次いで引退している。好成績を残してきたカリスマ運用者がファンドを清算する例が目立つ。AI(人工知能)を使ったファンドの台頭で、「勘」や「センス」に頼った運用スタイルで勝ち続けることが難しくなった。ファンド業界はカリスマ不在の時代へ向かいつつある。

顧客投資家のリターン向上のために残りの人生をS&P500種株価指数の運用利回りとの競争に費やしたく...

だけどさ、次の記事を読んだら、真に受けるのは一寸危険かも。

債務の宴 静かな異変 米低格付け融資、資金流出続く 2019年9月22日 2:00 [有料会員限定]

「債務の宴」に異変が生じている。債務リスクの象徴として懸念されてきた低格付け企業向けの融資、「レバレッジド・ローン」から資金を引き揚げる投資家が増えているのだ。主に米国で広がる同融資は「CLO(ローン担保証券)」という複雑な金融商品に形を変え、日本を含む世界の投資家が保有している。2008年の金融危機の頃に構図が似てきた、との指摘も出始めている。

マーケティング企業のゴ...


前回のリーマンショック時は、日本の金融機関は出遅れて金儲けに奔走出来なかったお蔭で、かすり傷程度で済んだんだけど。今回のCLO、日本の金融機関が血眼になって大量に保有したらしい。

日銀黒田ちゃんのゼロ金利を深堀したマイナス金利だからなぁ~。バブルが弾けたら日本直撃。日本経済は大打撃を受け、暫く立ち直れないだろうな~。

★当然、米ヘッジファンドの創業者等は、そんな事は端から御見通しだろうから、ケツまくって脱兎の如く・・・だけなのかもしれないって事も。

それでも、個人投資家は勝負するんだろうね~。

この記事について

このページは、烏柄杓が2019年9月23日 11:17に書いた記事です。

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