2018年4月アーカイブ

「本質をずばりと突くジャーナリズム精神」「東京のオピニオンリーダーとして高い評価」と自画自賛する東京新聞だけど、何してるんだろうね。

4/7付け「性教育で申し入れ 国際基準は幼少期から 都議の授業批判で識者」記事では、オピニオンリーダーの欠片も見えてこない。後で、一応書いてはいたんだけどな~って、言うためだけのアリバイ記事だとしか思えない。

東京新聞として、本質を突いた意見を書いたらどうかね、堂々と!


◆中学三年生を対象に、教育関係者や保護者らにも公開された総合学習

過去にも「教育に対する不当な支配」に対する損害賠償を命じられた曰く付きの都議が、教員らを名指しで「不適切な性教育」と都議会で批判した。

都教育委員会は「課題があった」として、区教委を指導する方針らしいが、呆れた対応だと思う。また、授業は「自らの性行動を考える」という人権教育の一環らしく、都議の言動は教育への不当介入だと訴えられても致し方あるまい。


★記事内の国際的な性教育ガイダンス、レベル2(9~12歳)では

○どのように妊娠するのか、避けられるかを説明する。避妊方法を確認する。として、

 ・無防備な性交渉は、妊娠やHIVなど性感染症にかかる可能性がある
 ・常にコンドームや避妊具を正しく使用すると、意図しない妊娠や性感染症を防げる
 ・低年齢での結婚、妊娠、出産には健康上のリスクがある
 ・HIV陽性の女性も健康に妊娠でき、赤ちゃんへの感染リスクを減らす方法がある

を学習するらしい。今どきの中学生にとっては、当然だわな。

○時代錯誤も甚だしく不当介入を繰り返す都議は、潔く進退をお決めになったら如何か。


◆(都議の感覚だったら)子宮頸癌ワクチンさえ、不適切な性教育?

子宮頸癌ワクチン接種が推奨される年齢は、小学6年生から高校1年生相当の女子。またワクチンの種類により接種開始年齢が、9歳以上の女子と10歳以上の女子に分かれているはず。

但し、子宮頸癌ワクチンの副作用問題もあり、適齢期の女子は子宮頸癌ワクチンの何たるかを、自ら(または親と共に)調べなければならない。<最近、特に若い年齢層(20~39歳)で患者が増加しているので、早めの接種が望ましいと言う論には違和感を抱くが>

そしてインターネットで検索すれば、

子宮頸癌の発生にはヒトパピローマウイルス(HPV)と呼ばれるウイルスが関わっています。このウイルスは、子宮頸癌の患者さんの90%以上で見つかることが知られており、HPVが長期にわたり感染することで癌になると考えられています。なお、HPVは一般に性行為を介して感染することが知られています。

いとも簡単に、性交や避妊、妊娠などの言葉と遭遇する。


◆未だ未だ、重要な検索結果は挙げきれない

・子宮頸癌は、女性の子宮頸部にできる癌のことです。子宮は胎児を育てる器官で、全体に西洋梨のような形をしています。また、子宮頸部は、腟へと細長く付き出た子宮の入り口部分(腟の方から見た場合には、奥の突き当たり部分になります。)のことを言います。

・子宮頸癌は初期の頃には殆ど症状の無いことが多いですが、生理のとき以外の出血や性行為による出血、おりものの増加などが見られることがあります。また、進行した場合には、足腰の痛みや血の混じった尿が見られることもあります。このような症状がみられた際には、躊躇わずに医療機関を受診してください。

・ヒトパピローマウイルス(HPV)は、皮膚や粘膜に感染するウイルスで、100以上の種類があります。粘膜に感染するHPVの内少なくとも15種類が子宮頸癌の患者さんから検出され、「高リスク型HPV」と呼ばれています。
これら高リスク型HPVは性行為によって感染しますが、子宮頸癌以外に、中咽頭癌、肛門癌、腟癌、外陰癌、陰茎癌などにも関わっていると考えられています。

・子宮頸癌で亡くなる方は、年間3000人程度(2011年)と報告されています。年代別に見ると、30代後半から増えていく傾向にあります。

・ヒトパピローマウイルス(HPV)に感染しても、90%以上の場合、2年以内にウイルスは自然に排出されるとされています。しかし、ウイルスが自然に排出されず、数年から数十年にわたって持続的に感染した場合には、癌になることがあると報告されています。

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